【就職体験談】追い続けた夢を諦めて就職を決意した人たち

※このページにはPR広告を含みます

様々な夢に区切りをつけて就職した体験談

あなたは夢を持っていますか?

夢を追い続けることは素晴らしいことですが、縛られすぎることによって「わたしにはこれしかない!」と、視野が異常なまでに狭くなってしまうことも起こり得ます。

誰しもが夢を叶えられるとは限らない中、今回は、自分が追いかけていた夢に一区切りをつけて、就職を決意した方々の体験について紹介していきます。

【弁護士】の夢に区切りをつけたY.Mさん

弁護士を諦めた理由

27歳という年齢的に夢を追いかけずに就職せざるを得なくなったことと、夢を追いかけるモチベーションが年々低下したためです。

損保会社の営業に就職

損害保険会社の法人営業職です。新規開拓で法人を訪問して、保険の代理店契約を獲得したり既存の保険代理店にルート営業を行って売上アップの提案を行うという仕事です。

就職準備は基礎から始めた

就活については、まず履歴書や職務経歴書の書き方や、ビジネスマナーを学びました。また、就職サイトの存在を知り、どのサイトが評判が良いかなども調べました。

業界の志望理由、応募企業の志望理由、自己PR、司法試験受験を通じて培ったことをまとめ、面接ですらすらと答えられるように徹底的に練習しました。

面接では弁護士を諦めた理由も質問された

Q1.なぜ司法試験受験をやめたのですか?
精一杯チャレンジした結果断念したのであり、燃え尽きました。
Q2.他の法律の知識を活かせる資格を取ろうとは思いませんか?
あくまで司法試験にこだわっていたのであり、今のところ他の法律系資格を取ろうとは考えていません。
Q3.司法試験受験の経験を弊社でどのように活かしますか?
司法試験受験を通じて培った論理的思考力を活かしたいと思います。

弁護士の夢はあきらめたのか?

きっぱりと夢は諦めました。弁護士は全国的にも人数が増えすぎていて、仮に弁護士になれたとしても生活していけるとは限らないからです。

就職した今は満足している

今まで自分には「司法試験しか道がない!」と思っており、視野が狭くなりすぎてプレッシャーを感じ過ぎていました。就職することによって、視野が広がって毎日が楽しくなりました。現状に満足しています。




【公認会計士】の夢に区切りをつけたK.Nさん

公認会計士を諦めた理由

普通に就職活動するか、留年して試験勉強を続けるかという選択を迫られた時に、留年するほどの経済的・精神的余裕がなかったためです。

関連した職業の経理に就職

就職先は一部上場の電機メーカーの工場経理です。決算処理、業績会議資料の作成、予算編成業務を行います。また、定期的に論文を書いて社内で発表することが求められます。

一般的な就活準備を行った

新卒の就職支援サイトに登録して、インターンシップや会社説明会に応募しました。リクナビ、マイナビ、enなど、6つくらいの就職サービスに登録しました。

メーカー経理を目指して就職活動をしたので、その会社がどんなものを作っているか、自分はその製品のどこに魅力を感じているかをしっかり準備しました。




公認会計士を諦めた理由も質問された

Q1.どうして公認会計士を目指すのをやめたのか?
会計士という部外者の立場ではなく、内部の人間として企業に貢献したいからです。
Q2.経理以外の配属でも構わないのか?
会社という組織では自分が望まない職種を経験することも必要と思っていますので、経理以外の配属でも大丈夫です。
Q3.結婚・出産を経ても働きたいか?
働き続けたいので結婚・出産後も働きます。

公認会計士の夢は完全にあきらめたのか?

きっぱりやめました。理由としては、今の仕事にやりがいを感じていること、公認会計士の知り合いから実際の業務内容や待遇などの話を聞いて、やはり自分には向いていないと感じたためです。

実際に働いてみて後悔がなくなった

経理として働いているので、社内にも公認会計士の人がおり、その人の仕事を間近で見ているとあまりに激務なので自分には無理だと思いました。こういう風に書くと逃げと思われるかもしれませんが、今の選択に後悔はありません。




【海外留学】の夢に区切りをつけたJ.Yさん

大学進学と海外留学を諦めた理由

パニック障害を患っていることがわかり、遠く離れたところに今すぐは住めないことが分かりました。そういった状況に陥ってから、心身ともに健康になることがまずやるべきことだと思ったからです。

好きなことに携わる仕事に就職

英語が好きだったから上智大学へ行きたかったのだが、夢は叶えられないが夢である「英語」に関連するものに携わりたくて、英語を教える塾の仕事に就きました。

就職活動の時も英語力向上を目指した

インターネットで私のレベルでも英語を活かせる仕事を探して、募集できそうなものに募集してパンフレットや案内を読みあさりました。英語の研修なども受けたりしました。

日頃の小さな積み重ねが大切だと考えていたから毎日英語を使うようにはしていた。面接のために礼儀とマナーだけは練習していった。

自分の夢について掘り下げられた面接

Q1.どうして英語が好きなのか?
英語は小さいころからディズニー映画などの海外映画に触れ合っていたので好きになった。日本人以外の人とのコミュニケーションもできるようになるのも刺激的だった。
Q2.どうして英語を教えたいか?
自分も英語で苦労したこともあったけど楽しく学べるということも知って、これからの子供たちには英語は楽しいものだということを広めたかったから。
Q3.どうしてもっとレベルの高い大学に進まなかったのか?
行きたかった大学を選ばなかったのは、長い目で考えた時に今の状態じゃ英語との関わりが中途半端になってしまうと感じたからです。ですので、日々英語に接しながら必ず続けられる場所を選びました。

海外留学はあきらめたのか?

まだ追いかけていますが、健康に自信が持てないため違う形で夢と同等のレベルの資格を取ろうと思っています。海外にいくことは老後でも遅くないと考えることにしました。

長い目で物事を考えて少しずつ夢に向かって歩いてくことにしました。諦めることは絶対にしません。

現実を知れて肩の力が抜けた

夢は大きすぎたという現実に気付いた。自分のレベルの低さを知って身の程を知れて、無理していた自分に気付けました。現実を知ったからこそ、やる気が高まりました。

周りのすごさに圧倒されるのではなく、人に頼ることを覚えて、いろいろな人に支えられて夢に近づいて無理なく前向きにやっていってもいいんだなと知り、肩の力を抜くことが出来た。

ストレスから解放されて、遠回りに見える夢への近づき方が、実は一番の近道かもしれないと思うようになりました。




【ツアーコンダクター】の夢に区切りをつけたA.Bさん

ツアーコンダクターと距離を置いた理由

ツアコンになる夢を叶えるべく一生懸命勉強しましたが、狭き門のため結局叶わなかったために就職活動を行おうと思うようになりました。

夢とは全く別の業界に就職

思い描いていた夢とは全く別の業界である製造業です。主に建物の外壁材の原料を作る中小企業の工場に就職しました。

就職経験がなかったため、ハローワークを活用

地元の求人広告やハローワークに赴いて仕事を探すことから始めました。その中から待遇面の良かった会社に申し込みました。

専門的な資格を取得して、就職に有利に働くよう努力しました。その他は年上の人とうまく話すための就職トレーニングを受けました。

面接では夢については質問されなかった

Q1.どうして弊社への就職を希望しているのか?
企業調査をしている中で、御社のことを調べていて働いてみたいという思いが強くなったからです。
Q2.資格などの取得に前向きですか?
御社を受けるにあたって、建築関係の資格についてもいろいろ調べており、今後取得したいと考えております。
Q3.学生時代にどのような生活を送ってきたか?
遊びは遊び、学びは学びとメリハリをつけ、羽目を外すことがないように気をつけて日常生活を送っていました。

ツアーコンダクターは完全にあきらめたのか?

正直なところ、まだあきらめたくはないため、誰にもバレないように密かに勉強を続けています。近々、総合旅行取扱者試験を受験する予定です。

夢との関連性がなさすぎるのは苦痛

正直言って現在の仕事はまったく楽しくありません。同じ職場で働いている方も癖のある人ばかりで息が詰まりそうです。辞めてしまいたいと思う時もあります。

まだ夢を諦められないと感じている人は、就職するときに少しでも関連性のあるところを目指した方がいいと思います。




【パティシエ】の夢に区切りをつけたK.Aさん

パティシエを諦めた理由

個人のケーキ屋で5年、結婚式のパティシエを2年、合わせて7年間を夢に費やしていました。ただ、勤務時間(拘束時間が長いこと)技術は身につくが経済的に厳しかったです。

また、体力面と精神面で体が持たなかったこと、飲食店なら誰もが経験するかと思いますが、一番ひどかったのは「手荒れ」です。ドクターストップがかかりました。

飲食とは関係のない仕事に従事

転職先は運送会社のコールセンター(カスタマーサービス)です。事務仕事やクレーム対応、荷物の出荷や管理、店頭でのお客様対応などです。

転職をするにあたって準備したこと

飲食店、専門職での勤務しか経験がなかったのですが、手荒れ等でできなくなってしまったので事務仕事を探しました。

ハローワークへ行ったりインターネットで検索するなど自分で仕事を調べていましたが、最終的には知人の紹介で入社しました。

事務仕事は未経験の仕事だったので、実際その会社にお客さんとして出向いてみたりしました。その後は、業務内容についてインターネットで調べまくりました。

未経験なのでその点の詳細を面接で確認された

Q1.事務仕事の経験はあるか?(なくてもパソコンでの作業はできるか?)
事務仕事は未経験で、パソコン作業は苦手ではない(趣味程度に普段から触ってはいる)。
Q2.なぜ以前の仕事から全く違う業種を選んだのか?
新しい仕事をしてみたい、接客業は慣れているので電話対応も明るく丁寧に対応できると思う。
Q3.これから結婚する予定はあるか?(女性への配慮ができている会社で、とても理解があります。)
結婚出産も考えている。

ケーキ屋さんをするという夢はあきらめたのか?

いつか別の形でまた携われたらいいなと思います。例えば子供が大きくなったら料理教室を開いてみるなど、形を変えてまたやってみたいです。

実際に同期でパティシエをやっていた友人は、一度辞めてから後に子供が大きくなってからお菓子教室をやっています。

いろいろな経験がつながっている事を知れた

再就職、新しい業種…と不安でしたが、どんな職業でも「以前の職業」で得たものが無駄ではないんだと感じました。過去に得たものを違う形で生かすことを学び、今は満足しています。




【料理人】の夢に区切りをつけたN.Kさん

料理人の夢に一区切りつけた理由

学生結婚して子供ができたため、総合的に考えてサラリーマンになることになりました。また、家族との時間を大切にするためです。

就職した職種は営業

就職したのは自動車の営業マンです。新車、中古車販売や車検、板金修理などのサービス業です。ノルマが設定されており、残業代もでません。

就活は就職サイトなどで自力調査

家族を養っていく必要もあるため、特に年収を調べて奥さんの実家が近い所に営業所がある所を調べました。ある程度絞った後に、福利厚生も充実しているかどうかをネットで調べました。

エントリーシートや履歴書については業界ごとにどんな人材が求められるのかを転職サイトで研究して細かく書きました。特に文字に関しては丁寧な字で書きました。

面接はオーソドックスな質問が多かった

Q1.どんな社会人になりたいですか?
働いている同僚の人たちが「自分がいて良かった」と思うような人になりたい。
Q2.どんな車が好きですか?
ハイブリッドなどの燃費が高い車が好きです。
Q3.これからの自動車業界がどうなっていくと思いますか?
自動車はこれからも需要があり、今後50年は無くならないと思います。

料理人になることは完全に諦めたのか?

料理人の夢はまだ諦めていません。理由は生きている限りキャンスはあると思うからです。また、夢のある人生の方が楽しいからです。

現在の職場はストレスが多い

今勤めている職場はとてもストレスが溜まります。どこの業界でも同じならそんな業界なくなってしまえばいいとさえ思います。家族を養うためですが、やはりしっかりと夢を追いかけたいです。




まとめ

夢や目標を諦めるとということは、別に負けたというわけではなく、そのために努力してきたことや経験というものはどこかで必ず活かすことができます。

一度就職していろいろな人や出来事に触れ合うことで、夢に関係する新たなモノの見方もできるかもしれません。

就職の際にも、面接官はあなたの人柄を知ろうとしますが、何かの目標に向かってあなたが経験したことは、あなた自身の人柄を表しています。

自分という人間を相手に上手く伝えるためにも、自分のリアルな経験を整理してみましょう。