仕事に行きたくないと思うようになってどれくらい経っていますか?
仕事は1日の3分の1の時間を費やし、生きていくためには避けられないものでもあります。そんな大切な仕事に行きたくない気持ちになるのには、さまざまな理由があるかもしれません。
ただ、仕事に行きたくないという気持ちは、あなたにとって自分を見直すチャンスでもあります。ここでは、仕事に行きたくなくなる理由やその対処法について紹介します。
仕事へのやる気を失うことは、うつ病やその他のストレス起因の疾患の可能性も示唆されます。まずは、ちょっとでも立ち止まる時間を設けて一息つきましょう。その後、自分を見つめる時間を設けてみてはいかがでしょうか?
仕事に行きたくない人は多いのか?
仕事に行きたくなくなる8つの理由
理由がわからない時はどうする?
やる気が湧かないまま仕事に行くとどうなる?
仕事に行きたくない時にやるべき10の対処法
精神病などの重篤な病の可能性もある
仕事に行きたくない朝を乗り切るための習慣
まとめ:仕事に行きたくない気持ちと向き合う
仕事に行きたくないと悩む社会人は多い
仕事に行きたくないと悩んでいる人はどれほどいるのでしょうか?
『厚生労働白書』では、仕事に対する満足感についての調査結果が報告されていますが、60歳以上を除く全年齢において、仕事への満足感が低いことが分かります。
特に、30代から40代の仕事への満足度が低く、結果として「仕事に行きたくない」という気持ちを引き出している可能性が高いのです。
仕事に行きたくないと悩む人が、必ずしも仕事への満足度が低いためとは限りませんが、少なくとも会社に行きたくなる気持ちが湧きにくいのは確かでしょう。
仕事に行きたくない理由になっているのは何か?
仕事への満足度が低い人が多いことはわかりましたが、仕事に行きたくない要因となるものにはどういったものが考えられるのでしょうか。
ここでは、仕事に行きたくない理由について、考えられる8つの要因を紹介します。あなたはどの仕事に行きたくない理由が当てはまりそうでしょうか?
【1】仕事がうまくいっていない
仕事がうまくいっていない場合は、仕事に行くのが億劫になってしまいがちです。
- 仕事上で些細なミスをしてしまった
- 仕事の内容が変わってなかなか慣れない
- 上手くできていたことが何故かできない
- トラブル対応続きで通常業務ができない
毎日のように行う仕事の中で、このような「いつもと違うこと」が起きると、理想の自分とのギャップで挫折感を感じてしまうこともあるでしょう。
仕事がうまくいかないと感じる日が増えるほど、仕事に行きたくないという気持ちも強くなってしまうのです。
【2】職場の人間関係があまり良くない
退職理由の常に上位にくる「人間関係のトラブル」も、会社に行きたくない理由の一つです。
職場では、ほぼ毎日のように、約8時間に渡って同じ人たちと接することになり、その中に自分の価値観と合わない人間がいれば、当然会社にも行きたくないと思うでしょう。
また、今までは職場の人間関係も快適だったのに、上司が変わったり、新人や中途入社者が自分と合わないタイプならば、一気に出社が苦痛になってしまいかねません。
人間関係はいつどこでバランスが崩れるか分からず、会社で働く人にとっては大きなストレス要因なのです。
【3】過重労働により疲弊している
肉体的な疲労が朝まで続いていると、会社にも行きたくなくなってしまいます。
残業や休日出勤などのが続けば、いつもの生活リズムが崩れ、どうしても疲労は蓄積してしまいます。しかもそれが、労基法に抵触するようなレベルであれば言わずもがなです。
肉体的な疲労は、いずれ精神面にも影響を与えるようになりかねません。仕事へのやる気自体を失いかねないので、仕事に行きたくない理由の中でも注意が必要なものの一つです。
【4】仕事にやりがいを感じない
仕事にやりがいを感じない時も、仕事に行きたくなり気持ちが湧き出してくる可能性が高いでしょう。
仕事へのやりがいについては人それぞれの価値観にもよりますが、以下のような仕事ならば、やりがいと満足感を感じ難いのではないでしょうか?
- 自分にとってはレベルが低すぎる
- 仕事の目的が分からない
- 自分の個性がまったく発揮できない
- 仕事を通したスキルアップが感じられない
- 仕事内容の割に給与が低い
仕事へのやりがいは、働くためのエネルギー源です。自分が働くことを通して満足感を得られない時、やりがいを感じずに会社に行きたくなくなってしまうのは頷けます。
【5】やりたい仕事ではなくしっくりこない
そもそも自分が行っている仕事が「やりたい仕事」ではなかった場合も、仕事に対するモチベーション維持が難しく、仕事に行きたくない要因となるでしょう。
やりたい仕事とは、あなたにとって「理想の仕事」です。その理想からかけ離れているであろう今の状況は、大変な苦痛かもしれません。
理想とのギャップが大きければ大きいほど、仕事に行きたくない気持ちが高まってしまうでしょう。ただ、理想を100%満たす仕事が希有なことも分かっているため、厄介な理由の一つとなります。
【6】向いていない仕事だと感じている
自分の今の仕事が向いてないと感じるような状況ならば、会社に行く気力も削がれてしまうでしょう。
仕事が向いていないと感じる理由はさまざまですが、仕事が難しいと感じたりミスが多かったり、人から「向いてないんじゃないの?」と言われてそう思ってしまう人もいるでしょう。
一度仕事が向いてないと考えてしまうと、なかなか抜け出しにくくなる恐れもあるため、仕事に行きたくない気持ちが長引く恐れもあります。
【7】生活環境の変化によるストレス
仕事に行きたくなくなる理由は、何も職場であったり仕事それ自体であるとは限りません。生活環境やライフスタイルの変化によるストレスも、その理由の一つとなりえます。
- 引越しをした
- 結婚などで生活スタイルが変わった
- 年齢と共に体がキツくなってきた
- 転勤になってしまった
などなど、プライベートも含めた大小様々な変化がストレスとなり、仕事を行うためのやる気を削ぐ可能性もあります。
【8】通勤時の負担が大きい
働く上でほとんどの人が避けられない通勤も、仕事に行きたくなくなる理由の一つです。
朝夕の通勤ラッシュなどは、もちろんほとんどの人がストレスとなるので避けたいものですが、車通勤であったとしても、渋滞が多かったり遠方であれば億劫に感じる人もいるでしょう。
特に、残業や休日出勤などで疲れている時には、通勤時の負担が大きいとそれだけで出社拒否してしまいたくもなります。
仕事に行きたくない理由がわからない時はどうする?
前述の「仕事に行きたくない8つの理由」に、該当するものがないと悩んでしまう人も中にはいるかもしれません。こういった場合は、大きく2つの原因が考えられます。
まだ明確な仕事に対する拒否反応が出ていない
漠然と仕事に行きたくないという気持ちはあるものの、仕事が嫌いとか辛いといった明確な理由がないという状態ならば、しばらくは様子をみながら仕事に従事してみましょう。
対処法にも挙げていますが、1日休むことでリフレッシュできる可能性もあります。仕事に行きたくない気持ちが1週間などの比較的長い期間続くならば、そこにはやはり何らかの原因が潜んでいます。
一度、自らの仕事やプライベートでの悩みを振り返る時間を設けることも重要です。
本人が気づかぬうちにストレス性うつなどの影が忍び寄っている
精神疾患の厄介なところは、自らが気づかぬうちに危険なレベルまで進行している可能性があることです。
後ほど、精神疾患についての詳細も説明しますが、仕事に行きたくない気持ちが強く出ている場合は、既に仕事やプライベート、環境などのストレス負荷が高過ぎる状態になっている可能性もあります。
「自分は大丈夫!」と楽観視せずに、一度メンタルヘルスチェックのテストを受けるなどして、自分の精神状態を把握する時間を設けてみましょう。
「仕事に行きたくない」という気持ちのまま出社しない方が良い理由
たとえ仕事に行きたくないと思っても、働くことは当然と無理に頑張ってしまう人も多いですが、仕事に行きたくない気持ちが続く中で出社することは必ずしもいいことではありません。
仕事でのミスによって評価を下げかねない
仕事に行きたくない中で頑張って出社した場合、しっかりと仕事モードのスイッチが入って集中力が高まっているうちはいいのですが、集中力が途切れればそれだけミスも増えることになります。
どんなに仕事を頑張っていても、ミスが続くようならばあなたの仕事の評価が下げられかねません。せっかく会社に行きたくない気持ちを抑えて頑張っているのに、評価されなければあまりに残酷過ぎます。
良好な人間関係を悪くしかねない
仕事のミスにも関わることですが、集中力が削がれるような精神状態で仕事をしていると、どうしても他の人への配慮が薄れてしまいがちです。
挨拶を億劫に感じたり、ちょっとした「ありがとう」が言えなかったり、いつもは許せるような人のミスにもついカッときてしまう事もあるでしょう。
いつもと違う自分が、相手にとってはいつものあなたになり、結果として「あの人変わったよね」になりかねません。
仕事に行きたくない時の対処法10の提案
仕事に行きたくないという気持ちが湧く理由は、人それぞれの職場や生活環境によって異なります。ただ、多くの場合は、肉体的・精神的にいつもの自分と違う場合がほとんどです。
ここでは、仕事に行きたくないと感じた場合に、行ってみるべき対処法について紹介します。
【1】仕事に行きたくない原因を考えてみる
他のどの対策をするよりも前に、まずはあなたが仕事に行きたくない理由について考える時間を設けてみましょう。
その際には、理由を一段ずつ深めるような考え方をしてみましょう。
現在の自分の状態に対して、定番ではありますが「5W1H」を意識して一段ずつ掘り下げることで、具体的な理由を見つけることができます。
- Who:だれが
- When:いつ
- Where:どこで
- What:なにを
- Why:なぜ
- How:どのように
認知行動療法を意識して対処する
自分が会社に行きたくない理由が漠然とでも分かったならば、その問題はどのようにすれば解決できるかを考えます。
この時に役立つのが「認知行動療法」です。「認知行動療法センター」で詳しい説明がされていますが、自らの行動に対する認知に働きかけて問題を解決する技法で、カウンセリング療法でよく用いられます。
有名な行動的技法によるならば、まず、日常生活や仕事を以下の3つの活動に分類します。
- 日常的に行う決まった活動
- 優先的に行う必要のある活動
- 楽しめる活動ややりがいのある活動
とくに、「(3)楽しめる活動ややりがいのある活動」を意識的に増やしていくことで、仕事に対するやる気の回復を促すことができます。
【2】友人や知人に悩みを伝えてみる
仕事に行きたくない原因がちょっとした悩みで、人に聞いてもらうことで楽になるようなものならば、友人や知人と話してみることも重要です。口に出してみることは、非常に重要な対策の一つなのです。
話しを聞いてもらうだけでなく、第三者の意見を聞くことで、新たな気づきもあるかもしれません。
当然ですが、いつも一方的に愚痴ったりするのはよろしくありません。友人や知人が悩んでいる時には、こちらからも話を聞くことを忘れずに。
【3】会社を休んでみる
人間である以上、仕事においてまでも完璧な人はいません。頑張っていても必ずどこかで無理が来ることがあります。
仕事に行きたくない気持ちが強い場合は、思い切って会社を休むことも検討しましょう。責任感の強い人には難しいかもしれませんが、たまには休息も必要です。
そして、休むからにはたっぷりと休日を満喫することを忘れないようにしましょう。同僚に迷惑をかけたなという気持ちが湧けば、嫌でも仕事をしなければならない気持ちになります。
【4】仕事に対する視点を少し変えてみる
仕事に行きたくない気持ちが湧いているのには、自分の仕事に対する評価が凝り固まっているかもしれません。仕事の悪い点にばかり意識が行ってしまい、結果的に仕事自体を拒否したい気持ちを誘発しているのです。
仕事に対するデメリットだけでなく、メリットやそこから得られることを考えてみて、紙やスマホに書き出してみましょう。
- 働くことで給与がしっかり貰える
- ○の仕事をすることでAさんが喜んでくれる
- □のスキルアップにつながっている
仕事に対する視点をちょっと変えてみることで、今後の自分の仕事への向き合い方をプラスに向かわせる、またとない機会になるかもしれません。
【5】テレワーク(リモートワーク)を上手く取り入れる
新型コロナウイルス禍において、テレワーク(リモートワーク)を体験した人も少なからずいるのではないでしょうか?
企業への普及率はまだまだであり、緊急事態宣言解除と共に、すぐに会社に出社したい人も多いでしょう。ただ、働き方の一つとしてテレワークが選択できるようにもなってきてもいます。
いつものように出社することに対して億劫になっている人は、テレワークを進言してみて気分を転換してみることも有効な手段です。
【6】趣味を徹底的にやってみる
働く上では、気分転換も非常に重要です。俗にいう仕事のオンオフを切り替えることで、働くためのエネルギーを再充電することができます。
明確な趣味がある人は、その趣味に没頭してみましょう。趣味がないという人は、自分が興味があることに手を出してみるのもいいでしょう。
趣味という明確なものでなくても、自分がそれをやっている瞬間に仕事を忘れられるのなら、十二分に気分転換に効果的です。
【7】生活習慣の乱れを修正する
生活習慣の乱れは、仕事に対して悪影響を及ぼすこともあります。自らリズムを乱している場合は、その乱れを認識した上で修正する必要があるでしょう。
残業が増えて帰りが遅い日が続く場合もあるかもしれませんが、その残業を減らすことができないか行動することも重要です。
また、転居はもちろん、結婚などのライフイベントによって大きく生活環境が変わった場合は、心と体が慣れるまでにそれなりの時間が必要となります。
あまり焦り過ぎずに、じっくりと生活環境の変化に体を慣らしていきましょう。
【8】仕事の後にご褒美となる予定をいれる
趣味に没頭するのと同じように、自分が仕事を行うことで得られるご褒美を設定することも、仕事に行きたくない気分を晴らす時には効果的です。
仕事に対するネガティブな気持ちが続くことが望ましくないことであるため、仕事が終わった後に喜びがあることを認識することで、仕事に向き合う気もちも湧き上がってきます。
【9】キャリアカウンセリングを受けてみる
仕事に行きたくない気持ちが出てきている時、そこには自らのキャリア設計についての迷いが生じている恐れがあります。今の自分の働き方に対して、漠然とでも以下のような迷いが生じているかもしれません。
- 何で自分ばかりこんな仕事なんだろう
- やりたい仕事ってこれだったっけ
- 何のために仕事をしてるんだろう
- 他の人に比べて成長が遅れてる気がする
- このままで正社員登用されるのだろうか
労働者は、職業を通してどのような人生を設計するかという「職業生活設計」を描くことを求められており、企業は労働者が職業生活設計を描くことを支援する義務があります。
ある意味、自分が仕事を通して生きる意味という言葉に近いですが、これを個人だけで考えて見つけることは非常に困難です。
そこで、キャリアコンサルタントなどからキャリアカウンセリングを受けることで、職業生活設計について一緒に考える機会を設けることもできます。
自分が働く意味やキャリアパスを明確にすることで、これから先働いていくための目標を再設定することができるのです。
【10】転職市場について調べてみる
仕事に行きたくない気持ちがどうしても改善できないならば、転職をするというのも解決策の一つです。ただ、いきなり転職活動フルスロットルで動くのはやめましょう。
仕事に行きたくない気持ちが強い状態では、その環境を抜け出したい気持ちの方が勝ってしまい、結果的に望まない転職をしてしまう可能性もあるからです。
まずは、転職市場においてどのような求人があり、自分にどのような可能性があるかを探ってみましょう。
ミイダス
自分の経験やスキルに加えて、転職希望条件を選択することで、中途採用のオファーを貰える企業を自動で抽出してくれるサービス。
書類選考なしで企業に応募することも可能で、市場価値診断として人気の転職サイト。
公式サイト:https://miidas.jp/
また、もう少し具体的に自分のスキルや経験の需要を把握したいならば、転職エージェントを活用することも効果的です。気になる求人があれば、転職の徹底サポートを受けながら転職活動を進めることもできます。
補足選択する6項目は「希望地域」「年齢」「性別」「雇用形態(現職と希望)」「希望職種」です。
仕事に行きたくない状態が続くと病気の疑いも
仕事に行きたくない状態があまりにも続いたり、突然そういった気持ちが強く出てきた場合には、何らかの精神疾患の可能性も否定できません。
厚生労働省の調査によると、ストレスなどを起因とする「うつ病」などの精神疾患の患者数は、年々増加傾向にあるのです。
引用元: 厚生労働省:みんなのメンタルヘルス
仕事行きたくないのは甘えではない!精神病リスクも高まることに
「仕事に行きたくない」という言葉に対して「甘えるな!」「それは甘え」「仕事があるだけいいじゃん」などと言う人もいるかもしれません。
しかし、仕事に行きたくないという気持ちが湧いてくるのは甘えではありません。あなたがどう感じているかが最も重要です。
あなたにとって仕事に対する向き合い方を変える機会でもあり、同時に通常よりも精神的に参っている可能性を示唆していることもあるのです。
- 仕事のことを考えると動悸がする
- どうしてもドアを開けて外出できない
- 職場にいると過呼吸になることがある
- 何をやるにもやる気が出てこない
- 通勤中など「逃げ場がない」環境で体が熱くなる
などの症状を感じる場合は、うつ病やパニック障害など、ストレスを起因とした何らかの精神疾患による初期症状である可能性もあり、とくに注意が必要です。
うつ病の傾向についてセルフケアを意識する
うつ病に罹患しているか否かについては、自己判断をするのではなく、心療内科などの利用を検討しましょう。
いきなり心療内科に行くのがはばかられる場合は、うつ病のチェックリストなどを活用して、セルフ診断を実施してみましょう。
会社側からの働きかけがあればいいのですが、ストレスについては個人によって原因が異なることもあり、セルフケアが非常に重要となります。
「こころの耳」などのメンタルヘルスサポートを利用する
ブラウザ上で現在の精神状態についての診断を行えるのが、厚生労働省が運営する「ここの耳」というサイトです。
ここでは、選択式のストレスチェックを行うことができ、レーダーチャートなどのグラフで精神状態をひと目で確認することができます。
また、周囲からのサポート状況など、ストレスに対する対処について不足しているものなどについての情報も取得することができます。
仕事に行きたくない朝にスイッチを入れる簡単な方法
仕事に行きたくない気持ちが最も高まるのは、朝起きてから数分間です。この数分間にどのような行動をするかで、その日にどれだけ気持ちよく会社に行けるか否かが決まると言っても過言ではありません。
ここでは、仕事に行きたくないと思う朝を少しでも減らすために、毎朝行うべき行動について紹介します。
朝は決まった時間に起きる
前日の就寝時間がバラバラであったとしても、次の日の朝に起きる時間は一定にしましょう。これによって生活のリズムも生まれ、気持ちをフラットに保つことができます。
寝坊を繰り返すことで体内時計も狂いがちとなり、結果的に不眠症などを誘発してしまうことになりかねません。当然ですが、就寝時間と起床時間を、平日や休日に関わらず常に一定に保ことが理想的です。
仕事に行く気力を維持するには、生活リズムを一定に保つことも重要なのです。
太陽の光を浴びる
太陽光を朝浴びることでスッキリと目覚めやすいことはよく知られていますが、朝日光を浴びることにはそれ以外の効果もあります。
人間は、約25時間の「概日リズム」で、活動する時間と休息する時間をコントロールしています。このリズムを整えるものの一つに「日光」があります。
朝起床した際に太陽を浴びることによって、外が暗くなってきたときの、正常にメラトニンが発生して夜に眠気が出てくるリズムも整えられるのです。
軽くでも朝食をとる
朝起きてすぐは空腹状態であることが多く、胃もまだ眠っています。また、栄養も不足している状態なため、なかなか頭が働かない状態でもあります。
そのため、少しでもいいので朝食をとることを心がけましょう。水を飲むだけでも効果はありますが、やはり栄養不足な状態では気持ちのスイッチが入りません。
これまで説明してきた「体内時計」を整えるためにも、朝食は重要な役割を果たしています。
ヨガなどの軽い運動を取り入れる
朝起きても眠気がなかなか抜けないと、仕事に行くのがどんどん億劫になっていきます。そんな時には、起床後にヨガなどのちょっとした運動を行いましょう。
朝起きて行うヨガの定番としては「太陽礼拝」があります。太陽の気を取り込むためのアーサナですが、朝いきなり行うにはハードなので、ウォーミングアップレベルのアーサナを挟むことを忘れずに。
当然ですが、日本人にとって定番のラジオ体操も有効です。ラジオ体操第二まで終えれば、あなたの体は8割ほど目覚めているでしょう。
モーニングルーティーンを行う
流行りの言葉でもある「モーニングルーティーン」。毎朝のように行う一連の行動は、あなたの一日の活動のスタートにもあたり「今日がいつもの一日」と認識する手助けとなります。
仕事に行くまでの一連の行動をモーニングルーティン化することで、朝起きてから余計な悩みを抱えることなく、スムーズに仕事に行くまでの行動ができるでしょう。
【番外編】前日のうちに仕事に行く準備をする
次の日の朝が仕事が行きたくない朝になるか否かは、前日の準備によっても変わってきます。
朝起きた時に、仕事に行くための余計な準備に手間を取られないように、前日の夜のうちに仕事に行く準備を整えておきましょう。
また、その際に翌日にやる仕事の簡単なメモをしておくと、朝見た時に具体的な1日のイメージが湧き、仕事に行くための前向きな気持ちを呼び覚ますことができます。
まとめ:仕事に行きたくない気持ちに向き合う
仕事に行きたくなくなる理由やその対処法について説明してきましたがいかがだったでしょうか?
この記事のポイントは以下の通りです。
- 仕事に行きたくなくなるのは8つの理由が考えられる
- 自分の仕事に対する向き合い方を考える時期が来たと考える
- 仕事に行きたくないという考えは決して甘えではない
- 仕事に行きたくない気持ちが強い時は病気も疑う
- 朝はとくに重要であり生活リズムなどを整えることが重要
仕事に対して問題を感じている場合は、しっかりとその問題に向き合う時間を設けて、一度仕事について整理することを意識しましょう。
頭で考えるだけでなく、実際に書き出してみたり第三者に相談してみることで、より具体的に仕事上の課題と向き合うことができるようになります。