【19歳女性の転職体験】旅館の仲居から携帯販売店の営業職に未経験転職

19歳で「うつ病」に罹患して退職後に未経験職へ転職

今回の転職体験談の主人公は19歳の女性。前職では旅館で仲居さんとして接客をしていました。

「うつ病」になったことを機に退職して転職活動を行いました。仲居で培った接客経験を活かして未経験の携帯販売行の営業職に内定・入社しています。

仲居さんの転職体験談1

仲居さんの転職体験談2




就職して1年ほどだったが精神病にかかり退職

転職前は旅館の仲居さんをしていました。お部屋のセッティングやお食事の運搬、お客様の接客を行なっていました。性格はマイペースで社交的なほうです。

前の職場では残業代が無く、月に5日しか休みがなかったのと、以下のような理由もあり体調を崩してしまって転職を考えました。

  • 職場のある環境も山の上で何も息抜きがなかった
  • 休日は生活のための買い出しでつぶれていた
  • 寮ということもありプライベートはなかった

「うつ病」になっていたようで、精神科医に診断書をもらいました。

転職活動は退職後に転職サイトを利用して実施

退職後の転職活動でしたので、比較的時間は確保できる状態でした。ハローワークに加えて下記の2つの転職サイトに登録して活動を行いました。

転職サイトで求人を自分で検索して、応募書類などを自分で送付しました。面接の調整など緊張しましたが、退職後の転職活動でしたので時間は調整しやすかったです。
最終的にはハローワークから応募した求人で内定をいただいて、そのまま入社しました。

給与待遇や職務環境の改善を目標に転職活動実施

月給は、家賃や生活面でどうしても譲ることはできなかったので優先順位は高かったです。休みの日がほとんどなく体調を崩したのでそこも譲れませんでした。

  • 給料
  • 週休二日
  • 残業代等きちんと支給しているところ
転職先は、給料、休日、福利厚生が充実していたのときちんと大きな企業で雇用が安定していたのでこの企業を選びました。

転職後は残業が月25〜30時間ほどありますが、残業代も支給されるので特に負担にはなっていません。

退職交渉には「うつ病」診断書を使用。転職活動は1ヶ月で終了。

退職交渉は、社長に辞める意思をそのまま伝えました。最初は渋られてしまったので退職できませんでしたが、うつ病の診断書もあったので退職できました。

転職活動自体は3社への応募で全ての書類選考に通過しました。求人先の条件はかなり絞り込んでいたので優劣はつけにくく、最初に内定を得られた1社への入社を決めました。

転職活動の結果
【応募会社数】3
【書類通過数】3
【一次面接通過数】1
【内定社数】1



精神的に余裕がなかったので退職後の転職はプレッシャーだった

転職活動で前職について聞かれた時に、自分が「我慢のできない人だ」とか「努力の足りない人だ」とか思われてしまうんじゃないかと自分を責めてしまうのが辛かったです。

退職後の転職だったので、貯金もあまりできておらず、時間だけでなく生活費の問題で、タイムリミットがあるというプレッシャーが掛かりました。

転職サイトで自力で求人を探すのに苦労した

転職活動で最も大変だったのは「求人検索」です。希望にあった求人をみつけるのがすごく大変でした。

条件の希望が多くあったので、妥協するものが決められず、応募したい求人がなかなかみつかりませんでした。

友人や家族と求人を見て、妥協するところを決めてから応募することになりました。

中途採用面接は和やかで将来性を見てくれていた

面接自体は和やかな雰囲気で、答えにくい質問なども来なかったのでやりやすかったです。

面接時の質問と回答
Q1.同僚a.bがケンカをしていたら自分はどうするか?
A1.ケンカ自体は仲裁して止めるが、理由については触れないようにする。

Q2.現在は何人暮らしか?
A2.一人暮らしです。

Q3.前職を退職した理由はなんですか?
A3.残業や休日出勤があってもその費用が支払われることがありませんでした。そういったことも重なり、会社が信用できなくなりました。




残業手当なども支給されスキルアップができる環境で満足

転職先の携帯販売店では、残業代や休日手当てなどがきちんと支給されて、年収も100万円ほどアップしました。それにより、安定した生活を送れるようになりました。

また、資格を取ってスキルアップをするサポートや、それに応じた昇給制度がきちんとしているので仕事へのやりがいが湧きます。今のところ、上司には恵まれていないのがマイナスポイントです。

転職に成功できたのは事前準備や面接での対応が良かったから

前々から面接などは得意で、ハキハキとなんでもなるべく早めに目をみて回答できたことは好印象だったと思います。また、採用面接の本番前には友人と一緒に面接の練習もしていました。

それだけで、「しっかりしている」だとか「テキパキと働いてくれそうだ」と思っていただけたようなので、気をつけている面ではありました。

まとめ:19歳での転職活動

今回の転職経験者は、19歳と年齢が若いこともあり、採用側もポテンシャルを見て内定の判断をしてくれたようです。

転職は、年齢が上がるほどに、ポテンシャルからキャリア(経験)に評価基準が移っていきます。20代までならば積極的にやる気をアピールすることも忘れないようにしましょう。

19歳という年齢では、職場経験はもちろん、仕事に関する理解もまだ足りない可能性があります。自分が知らない仕事や、転職先の可能性を知るために、転職エージェントなどの支援サービスを活用も検討しましょう。

転職サイト絞り込み検索補足選択する6項目は「希望地域」「年齢」「性別」「雇用形態(現職と希望)」「希望職種」です。