「職場に馴染めない」新人や転職者が会社を辞める前にやってみる6つのこと

あなたは「職場に馴染めない」とストレスを抱えてどれくらい経ちましたか?

新入社員や転職者、異動者など新しくその職場に配属された人は、馴染めないことが深い悩みになっている状況かもしれません。

職場に馴染めない原因はあなたが置かれている環境によって違いますが、共通する部分もあります。どうしても職場環境に耐えられなくなって辞める前に、自分が会社に馴染めていない理由を明確にして対策を考えてみましょう。




職場に馴染めない3つの原因

職場環境に馴染みにくい原因には様々なものが考えられますが、その中でも特に大きな原因となる「3つ」について紹介します。

【1】上司や同僚との人間関係

職場に馴染めない不安を抱き始めると、毎日の生活が大変苦痛でストレスになります。そもそも職場で最も問題になるのが人間関係
たとえ仕事がきつくても、人間関係が良好な職場ならばストレスも感じにくいでしょう。あなたも職場での人間関係が原因で思い詰めていないでしょうか?

仕事にはチームワークが欠かせません。職場では、同僚や上司または部下との関係など、縦にも横にもつながる複雑な環境で働く必要があります。
一人でできる仕事ならまだしも、職場という環境ではお互いのサポートが必要になるため、些細なことで人間関係がうまくいかなくなることもあります。

また、心地よかった人間関係も自分以外の環境の変化で崩れてしまうこともあるのです。

  • 馴染みの人が退職した
  • 上司が変わった
  • 新しく加入したメンバーが自分に合わない

職場の人間関係の問題は、『雇用動向調査』によると、就労者の退職理由で年代を問わず2〜4位に絡んでくる重大な問題です。




【2】会社の雰囲気が合わない(社風や方針、環境面)

職場に馴染めない原因には、社風があわないというものもあります。

世の中にはいろいろな職種があって、会社ごとに雰囲気は全く異なります。例え同じ業種であっても社風は異なるため、自分が会社の一員として同じ価値観を持てない場合は、職場から孤立感を感じてしまいます。

会社は社員の年齢層によっても雰囲気が違います。創立が古い企業や若い企業でも、会社の運営内容には大きな違いがあるのです。

  • 変化を望まずアイデアや発想が生かされない会社
  • ルールがない自由すぎる会社

そういった環境の中で自分の能力を発揮するためには、会社が定めた共通のゴールを認識して他の社員と一緒に進むことも求められるのです。

「職場環境」は馴染めない一番の課題

雰囲気や理念といったイメージ以上に重要なのは、やはり「職場環境」。

  • 残業や休日出勤が多い
  • 飲み会が多い
  • 福利厚生が充実していない

自分にとって働きにくい職場環境の場合もストレスを感じて距離を置きたくなってしまいます。

【3】自分の性格や感受性に問題がある

職場に馴染めないと感じる時に、必ず明確にしなければならないことがあります。それは、以下のどちらに該当するかということです。

  • 相手や企業側に原因があるのか
  • 自分に問題があるのか

会社の雰囲気はそれぞれ違うのは当たり前ですが、自分が馴染めないからといって職場に問題があるとは限りません。
同じ職場内では楽しそうに仕事をしている人もいるはずです。職場は恋愛と同じように相性が大切。うまくいかないのは自分の性格や価値観が会社にマッチしない可能性もあるのです。

とはいえ、職場に馴染めないからすぐに退職していては、転職先でも同じ状況に陥る可能性もあります。職場と自分とのズレが何なのか? はしっかりと把握すべき課題なのです。




職場に馴染めない人の性格・特徴

職場に馴染みにくい人にはいくつかの共通点がありますが、大きく2つの要因があります。他人を変えることは難しいので、まず自分の性格や行動をしっかりと見直してみましょう。

【1】コミュニケーション能力の欠如(挨拶や応対の問題)

職場に馴染めない人の中でもとくに多いのがコミュニケーションが苦手なタイプ。

職場という特殊な環境では、家族や友達のように自分勝手な意思表示はできません。社会生活で基本になるのはやはり挨拶。相手から挨拶をされないと返事ができないタイプでは社会生活は困難になります。

たとえストレスを感じている時でも、仏頂面で仕事をし続ける訳にはいきません。そういった態度だと周囲の人はさらに遠ざかります。

職場に馴染めない人は、しっかり挨拶ができなかったり、相手によって態度を変えるなどコミュニケーションに必要なスキルが不足している傾向があります。

また、仕事をする上で情報の共有は不可欠。コミュニケーションが苦手な人は、「報連相」の不足など業務面でも不都合を生み出してしまうこともあるのです。

【2】空気が読めず行動や言動に問題がある

職場に馴染めない人は、人間関係に問題を生じやすいという特徴があります。仕事場の上司だけでなく、友達関係でも距離を置かれてしまうことも。その原因はその場の雰囲気が理解できない空気が読めないタイプであること。

このタイプに共通するのは、協調性がなく自我が強い点。空気が読めないこと自体を自覚していないため、自分が嫌われていることも気がついていない状態です。

  • 冗談が通じない
  • 真剣な場面でふざけてしまう

など、空気が読めないことは行動や態度ですぐに周囲に伝わってしまいます。

職場には「堅い環境」や「若い年齢層が多いカジュアルな雰囲気」など、それぞれ特徴となる空気感があります。仕事をスムーズにするためには、その環境に自分から馴染んでいく努力も必要なのです。

コミュニケーションに役立つ「傾聴」

人とのコミュニケーションは「聴く」ことが重要とされます。自分のコミュニケーション力に自信がない人は、一度「傾聴」に関する書籍を読んでみることをお勧めします。

人づきあいの部分で読みやすく参考になる書籍が、「傾聴」についての書籍を発行しておられる「古宮 昇」さんの『一緒にいてラクな人、疲れる人』です。
図書館などでも見かける本ですので、前半だけでも一読してみると気づきがあるはずです。

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男性と女性のどちらが職場で問題を抱えやすい?

職場によっては男女の比率が全く違うところもありますが、人間関係のトラブルになりやすいのは男女どちらのほうが多いのでしょうか?

基本的に問題を抱えるのは、その人の価値観や性格によることが原因。性別に関係なく問題は起こってしまいます。しかし女性だらけの職場はいじめが多いともいわれます。

それは女性特有のアピール法による場合があります。仕事以外での行動や言動は女性同士は気になるもの。やきもちを妬いたり、人の悪口が大好きなのは女性の方が比較的多いでしょう。

とはいえ、男性にも仕事の評価に絡んだ対決があり、人間関係での問題はどちらにも起こります。ただ、女性は根に持ちやすい面もあるので、毎日顔を合わせる職場ではストレスを感じやすいかもしれません。

お局様のような権力を持った女性社員には、男性社員ですら頭が上がらないこともしばしば。職場の人間関係は人種や性別によらず起こり得ると覚悟を決めましょう。

新卒新入社員が職場に馴染めない原因

就職活動を頑張って内定をもらい、念願の会社にいよいよ出社。会社にも慣れてきた頃に直面するのが職場での人間関係の問題です。

新卒新入社員が職場に馴染めずに就職後すぐに退職することがあります。この最大の理由は社会人経験が不足しているため。

学生時代のアルバイトで許された行為も、社会の一員になると厳しく評価されます。プライベートと仕事の区別をはっきりさせないと、職場の人間関係にも悪影響になるのです。

学生時代は自分と気があう人だけと付き合えますが、職場ではそうはいきません。限られた環境で人間関係を築くことは、社会人経験がない新卒新入社員にとってはストレスの原因となり、職場に馴染めない大きな要因となります。

ただ、馴染めない原因の全てが新入社員にあるわけではありません。この点は、『新卒の退職理由』の記事で詳細を紹介しています。




転職者が職場に馴染めない理由

前の職場はもうコリゴリ…。そんな気持ちで再出発した新しい職場で、自分では頑張っていても環境に馴染めないことがあります。
「転職を失敗したかも?」と不安になる人も少なくありません。転職者が馴染めない理由の一つは、前の職場の経験を引きずってしまうため。

前職での仕事の進め方と異なる部分も多くなり、以下のような気持ちが湧くこともあります。

  • 何でこんな仕事のやり方なんだ?
  • ここをもっとこうすればうまく進むのに…
  • 組織体系が違うからやりにくいな…
これらをいきなり是正しようと動くことが賢明でないことは分かると思います。違いがあるということはまずしっかり受け止めましょう。

また、人間関係は会社ごとに違うため、前職と同じような接し方ではうまく行かないこともあります。既存社員も、転入者の性格や仕事のやり方を把握しておらずモノ怖じしてしまうものです。
転職者は初心に戻って、既存社員に丁寧に接しましょう。そのためにも笑顔を心がけ、わからない事やできない事は相手に伝えて、自分のことを分かってもらうようにしましょう。

転職後にすぐに全力で頑張るのも控えよう

転職した直後に、前の仕事での経験を生かして「評価されたい」「役に立ちたい」と力を入れすぎることも控えましょう。
新しく入社した人が、職場のルールや風習を知らないまま仕事をすれば、すぐに弾きだされてしまう可能性があります。

転職者にオススメの書籍

わたしが転職をした時に、リクルートエージェントの担当さんに教えていただいた書籍はかなり参考になりました。転職して間もない人や、これから転職先に出社する前に読んでほしい一冊です。一部時代にそぐわないものもあります。参考になる部分だけを取り入れましょう。

転職してすぐに、新しい環境でバリバリと業務をこなして人間関係も好調という人はほぼいないと思います。まずは焦らずに、「馴染む」よりも「慣れる」ことを意識しましょう。

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仕事環境に馴染めないときの対策法

職場に馴染めないのはあなたのせいだけではありません。そのことはまず認識してあまり悩みすぎないようにしましょう。

ただ、やはり新しい環境に馴染むためには「自分から歩み寄る」ことも重要です。ここでは、自分から環境に馴染むための方法と、どうしても無理な場合の対処法を紹介します。

【1】自分という人間を同僚にわかってもらう

職場に馴染めない理由が自分のコミュニケーション力にあると感じている場合、いきなり色々な対策を行うのは難しいでしょう。

とはいえ、何もしなければ状況は変わりません。ですので、ちょっとだけ勇気を振り絞ってください。上司でもいいですし、少しでも信頼のおける同僚に「コミュニケーションが苦手」と伝えましょう。

人はどうしてもイメージや見た目などの先入観で判断します。なので、思っているほど他人のことがわかりません。そのため、あなたという人間を言葉で伝えてわかってもらうことも重要です。

職場での時間は人生の中でもかなりのウェイトを占めます。ちょっとした勇気を振り絞って一言発してみてください。

【2】飲み会・食事の誘いに乗ってみる、誘ってみる

職場に馴染めない時は、自分から解決策を見つけることが重要です。たとえば会社の飲み会。仕事を離れて色々な社員と交流を持つ良いチャンスです。

まったく仕事で関わりのない人とも、このような場を活用してどんどん職場の人間関係を広げていきましょう。一人でも気の会う人がいれば、毎日の仕事も不安が軽減されます。

仕事が終わった後まで飲み会で時間を過ごすのは嫌かもしれません。しかし、この時間外の付き合いこそが、さらに人間関係をスムーズにするきっかけになります。

【3】挨拶はしっかりと行う

一人だけ職場で孤立しているような不安を感じたら、まずは元気よく自分から挨拶を心がけましょう。

とくに先輩社員に対しては、相手が挨拶をする前に自分から積極的にアピールすること。挨拶をされると距離感もしだいに縮まり好感が持たれやすくなります。

会社内だけでなく、帰り道ですれ違った時なども同様です。相手に必ず聞こえるようにはっきりと挨拶をして自分の存在を知ってもらいましょう。
今まであまり意識してなかった人も、明日からでもはじめてOKなのです。

【4】せいいっぱいの笑顔で対応する

人間関係は相手が誰であっても笑顔が基本。よく知らない人に対しては、警戒心を持つのは人間の心理として当たり前のことですよね。

職場の人間関係も同様です。仕事をスムーズに進めるには信頼関係が大切。笑顔で接することは言葉を発する以上にコミュニケーション力が伝わるものです。

「楽しく仕事が一緒にできる人」という印象も大事なので、ポジティブなイメージを大切にしましょう。仕事に行くのが憂鬱な時でも、笑顔になると自然とモチベーションも高まります。




【5】言動・発言に注意する

職場に馴染めない場合は、受け入れてくれない相手側を責める前に、自分に何か課題がないかチェックしてみましょう。

とくに言葉使いは注意したい点のひとつ。社会人としてのマナーは、まずは正しい言葉使いや相手に合わせた会話力が必要です。

  • 上司になれなれしく話をする
  • 正しく敬語が使えない
  • 年下や後輩への言葉遣いが雑

など相手を敬った会話ができないのは危険な兆候です。人間関係は些細なことの積み重ねがトラブルへと進展します。例え親しい人であってもオンとオフの切り替えをはっきりすることが大切です。

【6】環境を変えるために転職する

職場の人間関係の場合、一旦うまくいかなくなると、何をしても空回りになりがちです。憂鬱な気持ちで毎日仕事に行くことは精神的にもかなりの苦痛。
最悪の場合、「対人恐怖症」や「うつ病」など深刻な精神病に進展する可能性もあるのです。そんな環境から抜け出すには退職するというのも一つの方法です。

たとえ一つの職場に馴染めないからといっても諦めてはいけません。転職することで自分の能力や価値観を認めてもらえる環境を見つけることは可能です。

状況が辛くても、できれば「在職中」に転職する

現在の職場環境が辛いかもしれませんが、できれば転職は在職中に行いましょう。退職後の転職では、資金面の余裕がなくなるのと、空白期間が長くなることによるリスクもあります。

次の職場環境を事前に把握して転職する

職場に馴染めないという理由で転職する場合には、やはり次の職場環境の情報は重要です。

転職の相談に個別に乗ってくれる「転職エージェント」を利用して、自分の転職理由の本音はもちろん、次の職場に求めることを伝えた上で活動をすることが望ましいです。

リクルートエージェント

在職中に「ハローワーク」や「民間のキャリアコンサルタント」にキャリアカウンセリングを受けて、自分の「価値観」の部分を掘り下げるのがベストです。
とくに一度転職を経験しているならば、同じことが繰り返されないように「職場に馴染めない理由」を明確にしましょう。

まとめ

職場に馴染めない理由の多くは人間関係に起因します。どんなに馴染んでいた職場であれ、人事異動で管理職が変わったり、周囲のメンバーが変わった途端に働きにくくなることがあります。

また、あなた自身が、他の人が環境に馴染めないと思ってしまう原因になることもあり得ます。

人間関係ではちょっとした気遣いが重要になってきます。せめてあなた自分は、同僚にとっての職場に馴染みにくい原因にならないようにしましょう。