新卒社員の退職理由13選|3ヶ月や半年で辞めてしまう理由と転職の実態

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「こんなはずじゃなかったのに…」

会社に入社して間もないころ、こんなことを考えていませんでしたか?
まだ入社したばかりの新人会社員の人は、すでにこういった考えに陥っていませんか?

新卒入社から3ヶ月や半年もたたないうちに仕事を辞めてしまうケースは昭和時代から起こり続けています。

中途採用市場も第二新卒を求める傾向にある

転職市場の活況もあり、第二新卒向けの転職支援サービスの増加など、企業としても社会人経験がゼロではない第二新卒を求める傾向にあります。

新卒社員も、社会人になってからの生活環境の変化や就職活動時の理想とのズレから「会社辞めたい!」と考える機会は多くなります。ここでは、そんな新卒社員が会社を辞める理由を紹介します。

キャリアコンサルタント:隈本キャリアコンサルタント:隈本

会社が悪いケースもあるでしょうが、自分の考え方や入社する前の準備がまずいこともあります。すぐに会社を辞めてしまう決断をする前に、一度自分の考えを整理してみましょう!

また、後半では実際に第二新卒で転職を選んだ人たちの転職体験について紹介します。

新卒社会人が会社を辞める13の理由

第二新卒として転職活動を行っている社会人が、会社を辞める理由とは何なのか?
また、それぞれの状況に陥った場合に、どのように対処すればいいのか?

「退職理由」はもちろん、その「対策法」を紹介します。

新卒社員の退職理由ランキング

当サイト『職りんく』独自に、新卒3年目以内に退社・転職した人150人にアンケートを実施しました。若手社員が会社を辞めた理由とは?

見るからに単純な退職理由もありますが、将来性を考えるなど「これから先の自分」に対して不安や不満を感じて退職した人も多いのが事実です。

以下では、それぞれの退職理由の内容やそれに対する向き合い方を紹介します。

【1位】理想とのギャップが埋めきれなかった(リアリティショック)

新卒社員が退職する理由の1つに「理想と現実とのギャップ」が挙げられます。しっかりと業界や職種について調べたにも関わらず、このようなことが頻繁に起こってしまうのは何故でしょうか?

その理由は単純明快で、実際に会社に入らなければ「見えてこない」「わからないこと」が多すぎるからです。

仕事に対して理想を持つことは悪くありませんが、実際に業務を行う際には、ハードルを上げ過ぎていてはついていけなくなります。ですので、仕事に対する自分なりの願望は、譲れないポイントだけでなく妥協点も考えておきましょう。

【新卒社員の対応】ギャップの大きさを把握する

入社してしばらくの間は、現状と理想のギャップを埋めるコントロール力が要求されます。ここである程度の修正をしておかないと、耐えられなくなって転職しても同じ悩みにぶつかることになります。

新入社員は、最初から自分がやりたかったような仕事を与えられることはほぼありません。仕事に慣れるためにも、最初の1年間をしっかりと乗り越えましょう。

転職をするとしても、理想としては3年間は業務経験すべきですが、どうしても埋められないギャップか否かは、1年もあれば判断できるでしょう。同じことを繰り返さないように、転職の際にも「自己理解」と「企業研究」は非常に重要となります。




【2位】労働時間(残業)が多かった

新卒社員が転職する理由として労働時間の長さ、つまりは「残業の多さ」が挙げられます。日本では8時間労働が基本とされていますが、現実的には、8時間労働のサイクルで働けている社会人は極めて少ないのが実情です。

業務上、残業しなければならない場合もあります。しかし、新社会人にとっては、いつどんなタイミングで残業があるのかわからないことや、上司の都合で残業をさせられることが大きなストレスになります。

【会社側の対応】仕事依頼前に説明する

採用する側の会社として対処すべき方法の一つは、採用試験の面接の際にある程度の残業があることを伝えること。残業のサイクルがわかっていれば、新社会人も心構えができます。

もう一つの対処法は、事前に新人と一緒に仕事のスケジュール確認をしておくこと。その際、残業の強要はNGです。「この仕事だけど、どれくらいのスケジュールでできそう?」と、相談するスタンスで話をしましょう。

“残業があるのは当然”と考えている人には、理解しがたいかもしれませんが、新社会人にとって残業は大きなストレスになり、結果として離職の理由になりやすいのです。会社としては、そのことを良く理解した対応が求められます。

【新卒社員の対応】仕事の納期や詳細の確認をする

新社会人も、残業があることを受け入れる姿勢も必要ですし、上記のような「事前確認」や「仕事のスケジューリング」といった対応を会社に求めるのではなく、自ら誘導するようにしましょう。

「自分から調整する力」というものは、社会人として必要なスキルです。




『働き方改革』の3大改革で労働時間は厳しく管理される

2019年4月から施行されている『働き方改革』には、以下のような3大改革があります。
働き方改革

  1. 時間外労働の上限規制:月45時間/年360時間
  2. 年次有給休暇の時季指定:年5日の確実な取得
  3. 同一労働・同一賃金:正規雇用者と非勢雇用者の待遇差禁止

残業時間についても上限が設けられており、上限を超えた場合は企業に対して罰則の規程があります。既に職場内での労務管理は厳しくなっていると思いますが、そうでない場合は労働基準局などへの相談も検討しましょう。

【3位】休日出勤が多く、メリハリが付けられなかった

新卒で会社に入り、すぐに辞めてしまう原因の1つには「休日出勤が多い」があります。休日出勤があることを事前に教えられていたなら、入社後も覚悟の上で仕事をするでしょうが、そうではない場合には辞める原因となります。また、休日出勤が常態化している場合も退職する理由となります。

【就活生の対応】就活で事前確認

こういった事態にならないためには、就職活動の段階で会社を徹底的に調べる必要があります。四季報等の情報のみではなかなか把握しにくいですが、今ではインターネット上に在職者の意見がある場合もあります。就活の面接時に面接官に確認したり、OBやOGに話を聞くことで実体験を聞きましょう。

就職活動時はまだ社会人ではないのですから、質問すべきことは面接時に積極的に聞いておくべきです。そこでズレが大きいと、入社してからも、そのズレが大きく広がっていくからです。

【新卒社員の対応】受け入れられないなら転職も

自分にとって休日出勤が受け入れられないものならば、転職をするのも一つの手です。ただ、転職をする場合には新卒時の就職活動とは違い、面接時にデリケートな内容を確認するハードルは格段に上がります。

転職エージェントなどを活用しつつ、事前に希望する会社の勤怠状況等の情報を入手しましょう。

転職サイト絞り込み検索補足選択する6項目は「希望地域」「年齢」「性別」「雇用形態(現職と希望)」「希望職種」です。

【4位】上司や先輩との人間関係構築がうまくいかなかった

やる気を持って入社したはずの新卒社会人が、会社を辞めようと考える理由に「上司や先輩との人間関係」があります。

これまで友人や気心の知れた先輩・後輩に囲まれてきた新卒社会人にとっては、先輩や上司との関係性構築というのは大きなハードルの一つです。どんなに仲が良くなっても会社の上司や先輩は、あくまでも“会社”がきっかけのつながりだからです。

仲がよい場合はまだしも、上司や先輩との距離感をうまく縮められず悩んでしまうと、新卒社会人が会社を辞めるのも当然です。多くの場合は上司や先輩の接し方に問題があります。

【会社側の対応】新卒社員の反応を必ず見る

新卒社会人に厳しく指導をするのもいいですが、そこには厳しさだけではない温かさや優しさ、親近感を持たれるような行動が必要になります。ただ怒るだけではなく「最初に褒める」ことも必要なコミュニケーションスキルです。

「自分が新人の頃は…」といった考えは捨ててください。目の前の社員をしっかり見つめ、どういった指導が必要かを見定めるのも先輩や上司の勤めです。

【新卒社員の対応】学校とは違うことを認識する

一方の新卒社会人も、会社は学校生活とは異なることを認識しましょう。積極的に上司や先輩に教えを請うたり距離感を縮めていく努力が必要です。

職場は1日の大半を過ごす場所になります。まして新卒で入った会社は一生勤めあげる覚悟を持って選んでいるはずです。新卒社会人も上司や先輩も、双方が心地よく働ける人間関係を築く努力をしていく必要があるのです。




【5位】給料が安い

会社に入って働く理由は人それぞれですが、根本にあるのは「生きていくため」でしょう。

お金がなければ現代社会では生きていけないので、ある程度の給料が必要になってきます。しかし、仕事量に見合ったお金がもらえるとは限りません。新卒で会社に入ったが給料が安くて会社を辞めたという人は実は多いのです。

給料が安いからといって、新人が自ら会社に給料アップを申し出て成功する確率は限りなくゼロに近いので、耐えられなくなるのも仕方がないでしょう。

【新卒社員の対応】自分の仕事の価値を測る

解決策としては、「副業で働いて稼ぐ」か「会社を辞めて転職」という方法があります。副業として家でできるパソコン作業(クラウドサービスやアフィリエイト)をやってみたり、転職活動では失敗経験を活かしてキャリアアップと共に給料も高くなるところを探しましょう。

ただ、忘れてはいけないのは、「あなたは本当に給料に見合った成果を挙げているか?」ということです。”成果”というのは測るのは難しいですが、新人や若手に任される仕事は先輩に比べるとレベルが低いのは確かです。したがって、給料もそれ相応となります。

よっぽど営業成績が高かったり、新しい製品を次々開発したりというならば話は別ですが、あなたはそういったレベルの仕事をしていますか? まずは冷静に周りの先輩の業務を見つつ、自分の仕事のレベルを客観的に見てみることから始めましょう。

【6位】仕事にやりがいを感じない

新卒が会社を辞めてしまう理由に「仕事にやりがいを感じない」があります。

新卒の社会人に与えられる仕事は、地味だったりすぐに成果が見えない基本的な事務仕事だったりと、最初から華やかな仕事を任せてもらう可能性は低いのが実情。

これは、仕事をする自分に大きな期待をして就職する新卒社会人にとってはつらい現実です。毎日が単調な仕事では辞めたくなるのも当然。どんな小さな仕事でも必要であることは新卒社会人でも分かっています。しかし、やりがいを感じられずに虚しく感じることもあるので先輩社会人からのサポートが肝心です。

会社側は「仕事の意味・意図」を伝え、新卒も「仕事の価値」を考える

今行っている仕事がどんな風に将来役に立つのかを、的確にアドバイスしてくれる人がいれば、少しずつでもやりがいを感じられるようになります。そういう先輩ばかりとは限らないので、新卒社員であれ、自ら”仕事の価値”を確認するようにしましょう。

新卒の社会人にとって仕事は毎日未知なことばかり。そんな環境を楽しみながら仕事ができるように、未知の先に何が結果として現れるのかを積極的に知るようにしましょう。




【7位】社会への貢献度が見えてこなかった

自分のやっている仕事が社会に貢献している。それは、仕事への大きなモチベーションになります。新卒社会人にとっても「社会貢献」は仕事への大きな意欲につながります。

社会貢献には大小はもちろん、裏方的なものまであります。新卒社会人は、特に「社会に対してどう役立っているか?」ということを肌で感じたい傾向が強いのです。それなのに、自分の仕事が社会に貢献していないように感じてしまうと、仕事を辞めるという気持ちが湧いてしまいます。

自分の仕事が何につながるかを考える

こういう時は、自分の仕事が「どんなつながりを持っているのか?」ということを考えましょう。どんな小さな仕事も、会社にとって、社会にとって必要なものだから存在するわけです。そのことを、今一度思い直すことが新卒社会人が一つの壁を乗り越えるきっかけとなります。

もちろん、社会人の先輩としての上司の助言もとても大切です。上司が行動や言葉で示してあげることこそ、新卒社会人の離職を防ぐ一つの方法になります。

社会貢献と一言で理想を掲げることは簡単ですが、実際の行動はとっても難しいもの。だからこそ、新卒社会人は長い目で、広い目で、自分の仕事を見つめることが大切です。

【8位】そもそも入りたい会社・業界ではなかった

結論から言うと、新卒社員が本人の意思でないきっかけで入社した場合は、仕事の内容が本人の性格とかけ離れている場合があります。

コツコツと1人や2人でやる仕事は得意なのに、実際にやっている仕事は協調性の必要な仕事だったりと、仕事の内容が適していなければ、ムリをせずに辞めてしまうのも一つの選択肢ではあります。仮に給料が高くなくても、自分の性格に合った仕事内容であれば長続きするものです。

就職活動をする上では、受験の時の「スベリ止め」と同じように、似たような業種はもちろん、さまざまな企業を受けることになります。その過程で、自分が望んでいた業種でない企業のみに合格してしまうこともあります。そうなると、やはり仕事自体が苦痛になってしまうものです。

【新卒社員の対応】自分を棚卸しし直した上で転職を検討する

自分の力が生かせないならば、今後も修正していくことは困難です。そういった状態で仕事を続けることは、あなたはもちろん、現在の会社にとっても不利益となります。

自分の中で希望した企業が捨てきれないなら、早めに次への行動「転職」を始めましょう。ただし、自分の理想とする業界が、必ずしもあなたの理想を満たすとは限りません。

キャリアコンサルタントなどの専門家に相談をするなどしつつ、もう一度自分のキャリアプランを練った上で転職活動をしましょう。

【9位】ブラック企業だった

「ブラック企業」の定義に明確なものはありませんが、最初に入った企業がこれに該当することも離職する原因の一つです。

  • 残業はほとんどサービス
  • 給料が労働に見合っていない
  • 有給休暇が取れない
  • 仕事量が多すぎる
  • 福利厚生がしっかりしていない
  • 休日出勤が多い

など、「ブラック企業」に該当しそうな項目は様々です。

【新卒社員の対応】仕事はそこだけじゃない!転職を検討する

上記のようなことは、入社そこそこの新人社員に変えていくことは不可能ですので、どこかのタイミングで転職を考えましょう。そのまま耐えているとストレスが蓄積していき、最終的には「うつ病」などを発症してしまいます。

「他に仕事がないから…」などと決めつけるのではなく、一旦「外を見てみる」ことも大切です。昔からの知人でもいいですし、ちょっとしたビジネススクールなどに行ったり、違う労働環境の情報を聞いてみることも大切です。

その上で、自分の今後をまず考えてみることから始めましょう。

【10位】就業場所が希望と違っていた

就職する前から、勤務地や働く仕事の内容が明確な場合は問題ありませんが、比較的規模が大きかったり、分社化が進んでいるような企業の場合、入社後の配属で自分が望んでいなかった土地に配属されるケースもあります。

【新卒社員の対応】転職か?交渉か?

事前に確認していたとしても会社である以上は絶対があるわけではなく、たとえ新人であろうと予想と違う土地への赴任はありえます。どうしても働きたい土地の希望を譲れないなら、転職するか、何が何でもその土地に残してもらえるよう交渉する必要があります。

しかし、後者の場合は、今後の業務に少なからず影を落とすことは認識しておいてください。会社としては就職試験の段階で了承の上で入社したと考えるからです。

また、転職をするとしても地域に根ざした仕事というのは意外と限られます。自分の今後のキャリアプランがどういった土地を経由することになるのか、しっかりと上司に確認してから判断しても遅くはありません。

就職活動の段階で自分が志望している業種の場合、どういった事業所があるのかは最低限把握しておきましょう。

【11位】同期との関係性が微妙だった

会社に入社してから、まず得られるかけがえのない財産。それは「同期の存在」です。

同期入社者というものは、当然まず最初の仲間でもあり、今後もいろいろな無益、有益に関わらずに情報を共有したり、果ては昇進などに関わるライバルになったりもします。といえ、同期の中には当然苦手となるような人もいます。「性格が合わない」というのが大きな理由の一つですが、そういった人と同じ職場で働くことが苦痛になる人もいます。

大企業ならば配属の際に別々になる可能性もありますが、中小企業などでは同じ職場になる確率は非常に高くなります。同期の存在は、どういった関係性であれ気になってしまうのは確かです。

特に1,2年目などは多く関わっていくことにもなりますが、あまりその存在を意識し過ぎずに、先輩たちとの交流を深めるなどしてちょうどいい距離感を構築するようにしましょう。

【12位】仕事が自分に合っていなかった

単純な理由ではありますが、こちらも新卒社員が会社を退職する大きな理由の一つです。

「理想とのギャップ」の項目でも説明したように、自分が思っていた職務内容と違うというのは往々にしてあります。また、認識しておくべき大事なことは新人でいきなり望むような仕事を行うのはムリということです。

【新卒社員の対応】もう少し先のキャリア例(先輩)を見る

当然、小さな会社で最初から役割期待が高い場合は別ですが、そういったケースは稀ですので会社や部署における「自分のポジション」を確認しましょう。

いずれ「職務内容」は「評価(報酬)」はもちろん「責任」とともにレベルが上がっていきます。これを仕事における“三面等価”の原則と言います。先のことを考えたとしても、今の自分では合わないと考えるならば働きながらでも次の仕事に向けた準備をすべきです。

まずは「現状把握」が一番大事。現状を理解し、それからどうしていきたいかという方策を練ること。仕事でも重要なことですが、こういった問題に対しても重要なことですので心がけましょう。

【13位】事業又は会社の将来に不安を感じた

ベンチャー企業や中小企業などに多い話ですが、最近では大企業に関しても安泰とは言えません。

現在の会社の経営状況や方針、自分の身の回りでの仕事内容からある程度「会社の将来」というのは見えてきます。

  • もうこの先衰退していくような業界
  • 営業が新しいお客さんを捕まえられない
  • 仕事中、みんなが暇そうだ…
  • 世の中の流れから遅れ、変化を加えない

など、ちょっとしたことが今後の不安につながることでしょう。

【新卒社員の対応】転職するにしても同じ間違いはしない

これは、基本的に就職試験の時の企業研究不足が原因です。どうしても入りたいような企業なら事前調査はしっかりと行うはずです。また、調査しきれないことも面接時などに確認はできます。

今後、その会社が変わりそうにないならばやはり次の仕事を探すべきです。

転職をすると決めたならば転職エージェントなどを利用しつつ、今度はしっかりと企業研究を行いましょう。また、第二新卒という立場に甘んじることなく社会人としてのビジネススキルも磨くようにしましょう。

第二新卒の転職体験談


ここでは、第二新卒で転職した15人に行ったアンケート結果について紹介します。どのような理由で転職を決意し、転活でどのようなことにとくに注力したかをヒアリングを行いました。

転職を決意した理由

給料が安すぎて転職したKさん

新卒で、入社した会社は給与が月12万円ほどと低く、夢も希望も持てなかったため転職を決意しました。

新卒ですぐ辞めたので、同じ学校の人や先生に合わせる顔がなく、生活面においても再就職先が中々見つからずギリギリでした。給与水準は20万円以上を譲らず、じっくりと転職先を探しました。

ブラック企業の定番「超過勤務」で転職したMさん

職場がいわゆるブラック企業で、月残業が100時間を平均で超えていたため。

前職はホテル営業だったのですが、まったく別分野のエンジニアとして転職するために、転職前から自身のスキルアップを行うために資格勉強を行いました。

配属先が希望と違ったYさん

情報系の学科を卒業して物流系のIT企業に就職したのですが、希望していたシステム開発ではない部署へ配属されたため転職を決意しました。

就職1年目での転職活動で、とにかく実績がなく経験が浅かったため最初の書類選考で落ちることが多かったです。しかし、無事にプログラミングの経験を活かして同業他社に転職できました。

そもそも望んでいない就職をしていたSさん

前職の雇用形態は契約社員でした。会社の方針で、私が任されていたポジションは正社員になれる見込みがないのは分かっていたので転職をしようと思いました。

在職中での転職活動でしたので、時間のやりくりが大変でした。また、第二新卒ということであまりキャリアがなかったので、面接でそこを指摘されると辛かったです。

面接では、キャリアがない分やる気をアピールするよう心掛けました。まだ若いので長く働いて、志望先の企業で成長していきたいという意志を伝えられるよう面接対策をしっかり行ないました。

転職活動で受けた支援サービス

「リクナビNEXT」で飲食系→事務経理に転職したDさん

まず単純に、飲食店は勤務時間が長く自分の時間を取る事が困難でした。そして労働時間に対しての報酬がわりにあわないというか何というか。。。時給換算すると500円程度でかなりブラックだったためです。なんとなくわかるかと思います。

まず、面接で何を聞かれるのかなと思い、インターネットで転職した方の情報を集めまくりました。そして、転職活動中にも、資格取得にはげむなど、何かしら理由をつくらないといけないと思い、勉強はしていました。

「リクルートエージェント」で旅行系→教育系に転職したNさん

当時、旅行業界の転換期にあり旅行商品を店頭販売から、インターネットで直接販売するようになり、旅行代理店の先細りを危惧したことと、給料の伸びの無さ。

社会人経験が浅いので、社会人として特にPRする事が無いこと。仕事と両立しながら、転職活動に充てる時間が少ないこと。

「マイナビAgent」で医療系から教育系に転職したCさん

小さい頃からの夢で、本当にやりたいことをやりたいという気持ちが強くなった。将来自宅で開業するために経験を積みたかったからです。

全く違う業種だったので、志望動機。またコネクションさがしで、OB訪問をしたりその教室のレッスンに通ったり周りからの評価を分析したりと面接の時に面接官がのってくる返しができるよう工夫しました。

転職活動で特に力を注いだこと

給与の安さや休日出勤が苦痛で転職したSさん

給与が安く、週に全く休みがなかったことが嫌でしたし、やりたい趣味も全くできないことが辛くて転職しました。

採用面接には休みを無理矢理つくっていかなければならず、上司に色々悪口を言われたりしました。おまけに休んだ時の給料はありませんでした。

採用の決め手は、自分の経験を生かせるように、パソコンや英語のスキルが必要な業種を選んで、スキルレベルをPRしたことです。また、資格試験実績などもしっかりアピールしました。

やりたい仕事に就くために公務員試験を突破したMさん

営業事務から学校事務に転職しました。転職の理由はなりたいと思っていた業種に就きたかったからです。

学校事務の場合は、公務員試験を受けなくてはいけなかったので、仕事をしながら勉強時間を確保することは大変でしたが、転職するために努力を欠かしませんでした。

ブラック系企業から金融業に転職したYさん

転職の理由は、前職がブラック企業だった事が要因です。具体的には、サービス残業が当たり前で仕事を部下に振っても新たな仕事が入ってきて悪循環が続いていました。

在職中に転職活動を行なっており、休める日が少ない中での面接日時の調整が大変でした。転職活動では、自分のやりたい事や学びたい事を考え直した上で、どの職場・就業環境であればそれを無理なく続けられるかといった点など、自分自身と仕事を分析する事に注力しました。

食品業界から未経験のIT系に転職したNさん

退職を決意した理由は、職場の雰囲気がいたたまれなく、座っているだけで気分が悪くなってしまう日が続いていたからです。

まだ就職して3年も経っていないこともあり、面接で辞めたい理由を聞かれた時は、なかなか理由がうまく伝えられませんでした。

転職活動の際には、応募した企業のことはサービス内容や理念なども含めてかなり念入りに調べました。「なぜこの企業に転職したいのか?」をしっかり回答できるように準備た感じです。

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新卒社員が離職前に注意すべきこと
新卒で就職したものの、退職しようか悩んでいる若手社員向けに、キャリア設計のポイントや退職する前に注意すべき点についてお話しいたします。ご応募は、下記リンク先にてお願いします。

第二新卒社員がミスらない転職をするためには?


新卒社員は、ある程度の社会経験を積んでおり、まだそれほど仕事におけるクセがないこともあって転職先は比較的多くあります。

ただ、その数多ある求人が、あなたの現状の不満を払拭できるものかは求人票を見ただけではわかりません。新卒の転職は可能性がありすぎるからこそ、しっかりとプロに相談することをお勧めします。

転職エージェントと一緒に自らのキャリアについて考える

新卒とはいえ、転職した後に「ここも自分の理想と違った」からといって転職を繰り返していては、キャリアの方向性がいつまでも定まらないばかりか、職歴に一貫性が無くなって新しい転職が難しくなっていきます。

そのため、早い段階で「自分が仕事に求めること」を明確にしなければいけません。そんな時に役立つのが転職エージェントです。

転職エージェントは、あなたが働く上で重視することを一緒に掘り起こした上で、自分では検索できない「非公開求人」を紹介してくれます。

企業の求人情報の詳細は自分では把握しにくい

転職活動をしようと思っても、多くの人が以下のような不安を抱えて二の足を踏んでしまいます。

  • そもそも自分に合う転職先ってなんだろう
  • 求人票だけじゃ会社のことがよくわからない
  • この求人はブラック企業なんじゃないか?

現職で悩みを抱えているあなたにとっては、求人先の企業情報は死活問題です。とはいえ、自分でその情報を集めることは困難でしょう。

そういった悩みを解決して、ミスらないような転職をするためにも、求人企業からの情報を収集できる転職エージェントサービスはあなたの役に立つのです。

まとめ:新卒社員の退職理由

新卒で初めて社会人として仕事を行っていると、様々な困難とぶつかります。それを「甘え」と断じる人も少なからずいるでしょう。ただ、その人の置かれる環境や価値観で変わることでもあり、全否定する必要は一切ありません

ただ、第二新卒として新たな就職先を探す場合には、必ず「退職した理由」を確認されます。その際に、その理由はもちろん「今後どうすればいいのか?」という解決策の提示も必要となります。

転職理由の多くが勤めていた会社にある場合、退職の原因はハッキリとさせておく必要があります。

  • 残業が多かったのか
  • 給料が安かったのか
  • パワハラがひどかったのか
  • 有給休暇が取れなかったのか
  • その業界には未来がなさそうだったのか

会社や組織に原因があったと考えられますが、次に勤める会社には同じ課題がないことが最低条件となります。

転職エージェントを活用して会社の情報を聞き出したり、面接時に遠回しでも確認をするなど、その企業の情報はしっかりと抽出しましょう。

退職代行は弁護士や労働組合を活用した適法業者を利用する

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