親の病気を機会に「MSW」の夢を果たすため24歳で未経験転職

親の病気が判明し福祉業界への転職を決意

転職前にはサービス業の総合職で、SMにおいて主に担当部門の売り場管理、売上管理、人事管理、又店長不在時の代理業務を行っていました。

当時携わっていた業務関係以外の分野を20代のうちに勉強したいと思っていて、ちょうどその時に親が病気で倒れて障がい者となったため、これを機に福祉業界のことについて学んでみようと思い転職することになりました。




転職活動は転職サイトとハローワークで実施

転職活動自体は、転職サイトでの仕事検索とハローワークを利用していました。最終的にはハローワークのトライアル雇用を利用して転職しました。

転職に際しては給料が下がってもいいから学習時間を確保したかった

将来的にはメディカルソーシャルワーカーになりたかったため、働きながら勉強をすることを許可してくれるところを探していました。

ですので、転職の際に優先した項目は以下の通りです。

  • 学業との両立を容認してくれること(通信の専門学校に通うことになっていたのでこれを認めてくれること)
  • 学業をメインに時間の確保ができること(実習等で1か月ほど休みを取らないといけないことがあったため)
  • 自分の意見を聞いてもらえること

給与面については犠牲にしてもいいと思っており、結果的に年収で比較すると転職後は転職前の約半分まで下がっています。

前職の会社で2度の退職保留!引き留めに苦しんだ

前職においてなかなか退社を容認してもらえず、2度退職届を保留させられました。その間も数度にわたる面談を繰り返し、なかなか退職するまでの状況に持っていくことができず、その期間の私に対する風当たりも次第に強くなっていきました。

転職活動自体は1ヶ月で終わりましたが、退職には1年掛かってしまいました。

転職活動の結果
【応募会社数】3社
【書類通過数】3社
【一次面接通過数】3社
【内定社数】2社



とにかく転活時間を確保するのに苦戦した

在職中に転職活動をしなければならず、休憩時間等を利用して転職活動を行わなければならなかったことが大変でした。

あまりにも時間が取れなかったので、MR(マーケティングリサーチ)を行うことを表向きに就職面接を受けに行ったこともありました。

面接では自分の意志をしっかりとアピール

面接では自分の将来の夢についてをかなり語り尽くしましたが、結果として内定をもらえました。

面接時の質問と回答
Q1.当院を選んだ理由
A1.私が目指す資格取得に対して学べる環境にあると思ったから

Q2.なぜ違う職種を選んだのか
A2.20代のうちに違った経験がしたかったから

Q3.将来何になりたいのか
A3.MSW(メディカルソーシャルワーカー)になって社会福祉の立場から支援をしたい

Q4.前の職場で何をしていたか
A4.売り場管理、売上管理、人事管理などの総合業務を行っていた

Q5橋を設計するのに費用がいくら必要か(私は大学が工学部建設出身だったため)
A5.大きさの指定をしていただければ設計図を作成することはできるが、ゼネコンとしての経験がないため費用がどのくらいかかるかはわからない

給与は下がったが自分の目標に向けて前進中

収入が激減したため生活水準を落とさざるを得ず、前職と違って役職もないため社会的地位が下がり、周囲からの見られ方が変わったことはキツイです。

ただ、今回の転職でよかった点は、自分の時間が作れるようになって、新しい知識を学ぶことができ、目標であるMSWに進めているという点です。

前職で培った経験と未経験にトライする熱意が内定の原動力

転職が成功した一番の理由は、前の職場でもある程度の実績を残していたことと、これまでの経歴にプラスして転職後のプランがしっかり持てていたことが評価されたのではないかと思います。

それを踏まえたうえで、熱意がしっかり伝えられたことがうまくいった点としてあげられます。

また、未経験だからこそ新しく学びたいという熱意を伝えた点もよかったと思います。

私の場合は並行して通信制の学校に通い今後必要なスキルを身に着けることを前面に押し出し、それに対して理解を持っていただけるところにだけ就職すると伝え、転職活動を行いました。