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仕事に限らず、人と接する以上は必須であるコミュニケーション。初めて会った人でも、どんどんと溢れるように笑顔で話しかける人がいる一方で、人とうまく接することができない人もいます。
ここでは、コミューケーションが苦手な人が、少しでも職場でのコミュ力をアップできる方法を紹介していきます。
コミュニケーションが苦手な人がいる理由
【1】まず緊張感を取り除くことが重要
【2】何の話をしているか考えていますか?
【3】言葉が無理なら体で表現
【4】話してばかりいませんか
【5】相手はちゃんと聞いてくれていますか?
【6】バランスを意識する
【7】やっぱり笑顔が一番です!
【8】話している相手のこと考えていますか?
【9】バックトラッキング法を活用する
【10】自分の理想の人を参考にする
どうしてコミュニケーションが苦手な人がいるのか?
「コミュニケーションが上手くできない」と苦手意識があると、さらに上手に自己表現ができなくなり負のスパイラルに陥ります。
コミュニケーション力には「自分の価値観」がとても影響します。わたしたちは理解力や表現力はもちろん、受け止め方にも個人差があります。
そのため、自分が本当に言いたいことが、相手に伝わらないということが実によくあります。
そもそもコミュニケーションをとる際には、最低でも自分以外に一人の人間が関係しています。また、時には第三者が関わる複雑な関係性になることもあるためメッセージの本質が伝わり難いのです。
意思疎通が難しいのは自分のせいだけではない
コミュニケーションは、伝える側のスキルが低い場合だけでなく、受けとめ側の理解力が足りないことも誤解が生んでしまう原因となります。
あなたのことをしっかり理解してもらえていないことも原因でしょうが、そこから広がる人間関係の”溝”や自信喪失など、とてもデリケートな問題になってくるのです。
人との関わりを大切にするためには、コミュニケーション能力が欠かせません。しかし、人見知りする性格や上手に表現できないタイプの人は、あらゆる場面で損をしやすい現状があります。
さらに自分の人生を豊かにするためには、コミュニケーションが苦手とはいえ、レベルを上げることは非常に重要です。コミュニケーションに対する苦手意識を減らして、スムーズに人と接するための改善方法はたくさんあります。できることから始めてみましょう。
コミュニケーションの苦手さはエニアグラムタイプによって違う
性格・気質診断として、エニアグラムというツールがあります。わたし自身も、キャリアコンサルタントの現場で利用しているツールで、人を9つの性格タイプに分類するという特徴のあるアセスメントツールです。
このエニアグラムにおいては、タイプ別にコミュニケーションの苦手な内容が違います。
タイプ2,6,7は特にコミュニケーションを苦としませんが、他のタイプはそれぞれに苦手と捉えられるシチュエーションがあります。
自分のエニアグラムタイプを意識した上で、コミュニケーションを意識してみましょう。
コミュニケーション能力を上げるための「10の方法」
大前提ですが、普段からコミュニケーションをとるのが苦手な人は、いきなり職場でコミュ力を上げようと考え過ぎないでください。
逆にプレッシャーなってしまい、ストレスになり兼ねません。焦る必要はないので、これから紹介する方法の中から自分が実行しやすい方法から取り組みましょう。
【1】緊張感を過度に意識しない
人と会話をする際の緊張感は、自分では気が付かないほど精神的な不安の原因となります。時にはストレスになり、上手にコミュニケーションがとれなくなる原因となります。
緊張感が高まった時は、まずは深呼吸するなど、セルフコントロールして心を安定させましょう。大勢の人の前で話をする際も同様で、緊張すると話したい内容もド忘れすることもあります。
緊張しやすいタイプの人は、上手なコミュニケーションをとるために緊張感をどうやって克服するかがポイント。「深呼吸」「軽く手を握る」など、ちょっと心が落ち着く行動をとりましょう。
【2】瞬間ごとに話題を意識する
人との会話は、自分だけでなく相手がいます。そのため、自分が想定したように会話が進行しないことも多々あります。自分が話す内容からそれてしまい、聞き手が別の話題を提供することもあります。
すると、自分のペースを乱されていき、「こんなはずでは…」とドンドンと会話が億劫になっていきます。ですので、会話の「全体的なバランス」をとるよりも瞬間事の話題に意識を集中させましょう。
コミュニケーションが苦手な人は、会話修正力が若干弱い傾向にあります。時には想定した会話の展開ができない事もありますが、肝心なことだけを意識して、あれこれ話題を広げることはなるべく避けましょう。
自分がこの会話で伝えたいこと・解決したいことに集中することが、話の流れを掴むための基本です。
【3】ボディランゲージを活用する(ノンバーバル・コミュニケーション)
コミュニケーションで大切なのは発言した内容ですが、話すことだけではなく、発言内容に則したボディランゲージ(身振り手振り)を行うと、言いたいことが伝わりやすくなります。
言葉以外の行動でコミュニケーションをすることを、ノンバーバル・コミュニケーションとも言います。相手に伝えたい内容をさらに強調する際に、ボディランゲージはとても効果的なのです。
「No」と言いながら手を振ったり嫌な表情をすれば、自分の気持ちが伝わりやすくなります。コミュニケーションが苦手な人は、言葉だけに頼るよりも体のアクションも効率的に活用しましょう。
メラビアンの法則にあるように、人は視覚的印象で55%判断します。あなたが思っている以上に、身振り手振りは相手の印象に残ります。
【4】よい聞き役になる
会話は二人以上いないと成立しません。そのためお互いに理解して納得できるコミュニケーションをとるためには、「よい話し手」になるだけでなく「良い聞き役」になることも大切です。
「良い聞き役」になるためには、相手の会話を遮ることは避けましょう。沈黙の空気に耐えきれないからといって、自分からぐいぐい頑張って話をする必要はありません。
聞き手が自分の興味のある話題に無理やり変えたい時、相手が話している途中でも話題を強引に変えてしまう人がいますが、これでは一方通行のコミュニケーションになりがちです。
良い聞き役になることで相手が心を開き、お互いにさらに距離感を近づける効果があります。
【5】相手の態度の変化を意識する
話をしている時、相手の態度を気にしたことがありますか?
コミュニケーションが苦手な人に共通するのが、自分勝手に会話を進めることが多い点。つまらない内容や興味のない話をされた時は、誰でも必ず何らかのサインを送っています。
会話の途中でいきなり腕組をしたり、携帯をいじったり。相手が興味をなくしている場合は、話題を変えるか会話を終了させることが大切です。
また、アイコンタクトを取らない場合も、相手の気持ちが会話に集中してないサイン。このような態度の変化にも、心配りする余裕を持てるようにしましょう。
こういったコミュニケーションサインを見ながら、徐々に相手のことを知るということを学んでいきましょう。
【6】8対2のバランスを守る
コミュニケーションが苦手な人でも、まず意識してほしい基本となるのが、「話す・聞くのバランスをとる」こと。会話が上手な人の共通点は皆さんは聞き上手であることです。
「聞く」を8割、「話す」を2割にすると相手の会話を上手に引き出し、いつまでも話題が途切れることがありません。誰でも人の話を聞くよりも、自分が話し手となり注目されたい願望がありますよね。しかし実際は相手の話を聞いてあげる方が達成感が生まれやすいのです。
8対2のバランスを守り、日常会話に役立ててみましょう。話しやすい人になると、自然と人間関係の幅も広くなりますよ。
【7】笑顔で接するようにする
友達と話をするときも、会社の上司と会話をする場合も、いつも忘れてはいけないのが笑顔です。
相手の不安感を取り除くためには、笑顔で接することが大切です。特に初対面の人と会話をする場合は、笑顔のほうが相手の緊張感がなごむ効果があります。
本音で会話をするには、信頼関係が築けないと難しいもの。表情が硬いと、会話の内容にも気を使ってしまいます。話し手は、聞き手の反応もとても気にしているので、笑顔で接してくれる人のほうが心を開きやすいのです。
幸せそうな人と会話すると、一日の暗い気分も晴れていくことがあります。
コミュ力が低い人の場合は、最初から笑顔で接することが苦手かもしれませんが、会話の最後だけでも微笑んでみましょう。「別れ際」「終わり際」は最も印象に残りやすいので、最後を意識するだけでも相手に好印象を与えることができます。
【8】相手に興味を示す
コミュニケーション力を高めるためには、会話の相手との信頼関係が欠かせません。初対面の人でも、すぐに打ち解ける人はスムーズな会話ができます。
そのためには話題に興味を示すことがポイント。相手の意見に共感したり、「うなづく」「相手の目を見る」など興味を持っている反応を意識しましょう。
会話の途中に軽くボディタッチをすることも効果的。心を開いて話をするためには、聞き手と話し手の壁をなくすことが大切です。そのためにも、相手を信頼しているサインを送ることを心がけましょう。
興味を持ってくれる人には、会話にもさらに熱が入ります。コミュニケーションがどうしても苦手な人は、「話を聞いている」という意思表示のために、相槌やうなづきは会話の途中に入れるようにしましょう。
【9】バックトラッキング法を使う
夫婦、友達、会社の上司、私達の生活の中では色々な相手とのコミュニケーションスキルが求められています。大切なことは相手に親近感を持つこと。
バックトラッキング法とは「おうむ返し」をする方法で、相手の会話や仕草を真似して共感を持つ方法です。
バックトラッキングをすると、自然と相手と親近感を抱く効果があるとされています。良く知らない相手との会話などで活用すると良いでしょう。
しかし、人によっては単純に「おうむ返し」されると不快に感じる人もいます。相手の信頼性を失いかねないので、以下の2点には注意してください。
- 相手のことをそのまま真似する
- 頻繁にバックトラッキングをする
会話のタイミングを掴みながら、適度に取り入れるとコミュ力のスキルアップにつながります。
【10】メディアを参考にする
コミュニケーションのプロは実際にはどんな会話するのか? その技法を習得するために、バラエティやトーク番組などのメディアを参考にしてみましょう。
司会者は会話の聞き役。相手が心地よく話題を進めるために、上手なタイミングで質問を入れたり共感や意見などを交えています。安定した会話を実際に参考にして、自分のコミュニケーションスキルアップに活用してみましょう。
テレビやラジオ番組などを参考にするとわかりますが、会話は決して一方通行ではありません。バランスを取りながら快適な空間を作ることが大切なのです。
この方法は一番難易度が高いかもしれません。ただ、いきなり「黒柳徹子」さんや「くりいむしちゅーの上田さん」とまでは言わないまでも、自分から見て「この人はうまい!」という人を、見取り稽古と同じように参考にするのは最高の教材となります。
まとめ:コミュニケーションが苦手とあきらめる前に
今回紹介した、コミュ力をアップするための方法は以下のような方法になります。
コミュニケーションが苦手な人にとっては、今回紹介した10個を見て「実践は難しい…」と思ったかもしれません。ただコミュ力が高いとされる人でも全てをできている訳ではないので、あまり気負わないようにしましょう。
人と関わることが苦手なのに積極的になる必要はなく、まずは「聞き役」に徹して「相づち」を行い、最後でもいいので笑顔で別れることを意識してみてください。
それだけでも次の日からのコミュニケーションが楽になってきます。それでも仕事場での人との関わりが面倒な人は、「人と接しにくい仕事」を探してみるのもいいでしょう。
人と接するの疲れますよね? もともと人と関わるコミュニケーションが苦手な人もいれば、職場の環境が変わって人と関 …