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転職エージェント直伝の「自己PR法」|中途採用で評価される経験とは?

 2016/10/16 就職情報 転職情報
この記事は約 14 分で読めます。
転職自己PR

転職活動において、「経歴の自己PR」の部分はかなりの重要度を占めるポイントです。

「自分にどんなスキルがあるのか分からない」
「転職を有利に進めるには何をアピールすれば…?」

など、頭を悩ませてしまい、なかなか前に進めない人も多いのではないでしょうか?

実際、エージェントとして沢山の求職者様のお手伝いをしていると、せっかく良い経験を持っているのに転職の有効な自己PRできていない方や、「プッシュすべきスキルはそこじゃないのになあ…」と感じる方など、もったいないと思うことが多々あります。

ここでは、転職における基本的なPRの組み立て方をお伝えします。実際に転職エージェントにサービスを受ける場合には、個人に合わせてサポート内容が変わってきますので、今回紹介する内容は転職活動における「全体的な基礎の考え方」としてご参考ください。

転職活動で評価される経験とは?

中途採用では基本的に即戦力となる人材が求められます。ゼロから教えなければならないのであれば、新卒採用と変わらないですからね。

とはいえ”即戦力”とは、必ずしも「同じ職務経験を持っていること」ではありません。「自分のスキルが分からない!」という方。まずは、これまで仕事の中で経験したことを箇条書きで書き出してみましょう。

出来るだけ細かく書いてください。1社につき最低でも10〜20個は出てくるはずです。

経験抽出の「悪い例」
営業、書類作成
経験抽出の「良い例」
四季報・インターネット検索による新規開拓リスト作成、テレアポ、アポイント獲得後の訪問、サービス提案、プレゼン資料作成、契約書作成、受注後の社内稟議申請、納品までの進捗管理、アフターフォロー…

このように、例えば一言に「営業」といっても、その中にはたくさんの業務が含まれていますよね。思いつくものは「全て」書き出してください。

転職活動の最初の段階でこの作業をやっておくと、職務経歴書を作る際も非常に楽になります。書き出した項目を並べ替えたり分類分けして整理すれば、立派な職務経歴書が作成できるからです。

抽出したあなたの経験・キャリアから、「会社に貢献した」経験をピックアップします。

「会社に貢献」の基準は、

  • 実績を上げた
  • 上司に褒められた
  • 他の人が出来なかったことをやった

といったようなことです。

続いて、その中でも「自分で考えて提案、行動し、成功したこと」に印をつけてみてください。その印が付いた項目が、あなたの「評価される経験」になります。

採用する側の目線で考えてみる

中途採用書類選考
中途採用において採用したい人材はどんな人材かというと、先述の通り「即戦力」=「早期に戦力となり、成果を上げてくれる人材」です。

「早期に成果を上げてくれる人材」=「成果を上げた経験がある人材」です。

もちろん入社してみないと分からない部分も大きいですが、成功体験があるということは「成功に導く力を持っている」とみなされ、それは応募先企業でも活用できると判断されることが多いです。つまり中途採用では、その候補者がこれまで何を考えて仕事をし、どんな経緯で成功に導いたかを見られ、評価されます。

要するに、成功したことが無い人材より、成功したことがある人材。ただ言われるがまま仕事をして偶然成功した人材より、自分で考え創意工夫を凝らし、成功した人材が評価されるというわけです。

「成功なんてしたこと無い…」という方。そんなことはありません。成績を上げるだけが成功ではありません。どんな小さなことでも構いません。必ずあるはずです。成功経験が見つからない方は、一番上の箇条書きに戻って、もっと経験を要素分解して細かく書き直してください。必ず見つかります。

また、ここでよく勘違いをし、「頑張った経験」を熱く語る方がいらっしゃいます。頑張ることはいわば当たり前であって、いくら頑張っていても実績が無ければ会社からは評価されません

冷たい言い方ではありますが、成果を上げてくれない人材は、経験者採用枠としては会社はわざわざ採用したくはないというわけです。

自己PRに必須の「職務経歴書」の書き方

職歴書の例
次に、転職活動において企業の人事に評価されやすい「職務経歴書」についてご説明します。

職歴書を作るときの鉄則は「客観的に・端的に・分かりやすく」です。これはどんな職種であっても同じです。職歴書に最適だと言われる分量は、各エージェントによって異なりますが、「A4用紙2〜4枚程度」が妥当です。

書類選考を行う人事担当者は、大抵の場合多忙を極めます。応募書類を何十分も熟読する時間はありませんので、内容を作り込みすぎても残念ながら読み飛ばされてしまいます。かといって内容が薄すぎても評価が低くなってしまうというジレンマがあります。

一例として、下記3つの職歴書を比較してみましょう。

【職務経歴例①】
メーカー系/営業
【職務経歴例②】
自動車部品メーカー/営業職
顧客: トヨタ、ホンダ、日産など日系自動車メーカー
商材: 自動車用駆動部品
営業スタイル: 新規開拓7:既存フォロー3
PRポイント: 新規開拓にて日産の○○工場に口座開設、売上○%アップに貢献。
実績: 2015年度営業成績○○千万円/予算達成率130%。
【職務経歴例③】
私は大学卒業後、自動車部品メーカーに新卒で入社しました。初めは右も左もわからない状態で、2週間の新人研修ではビジネスマナーと会社について学びました。その後現場配属になり、OJTにて先輩に指導頂きながら頑張っておりました。先輩に同行して営業を回ったり、新規開拓のテレアポをしました。初めてアポイントが取れた時の充実感は、今でも忘れることが出来ません。その時から私は営業職が自分の天職だと感じております。

さて、【職務経歴例①】〜【職務経歴例③】は同じ経歴を違う書き方で書いてみました。
応募書類として魅力的に映るのはどの書き方でしょうか?

答えは【職務経歴例②】です。

この記載例は、経験内容を一目でわかるようにまとめています。論理的思考能力と、加えて自己PRのところで「新規開拓もやっている、昨年の営業成績も良さそうだ。」と「営業としてデキる人なのではないか」と評価できます。

対して、【職務経歴例①】の情報だけだと何もわかりません。「本当に転職してまでやる気あるのか?」と言いたくなります。しかし、それと並ぶくらい評価が低くなってしまうのが【職務経歴例③】です。

【職務経歴例③】の方は、ただ感想文を書いているだけでPRポイントも実績も何もわかりません。また文章から何を伝えたいのかが見えず「論理性が無い」と判断されます。「営業としてデキる感」を一切感じません。

箇条書きにしなければならないという訳ではないのですが、端的に伝わる職歴書を作るには箇条書きが最も楽なのは確かです。文章で書く場合も、一文を出来るだけ短くするなど読みやすい文章にする工夫が必要です。

職務経歴書に関しては、ある程度書き方を示した「フォーマット(例)」を転職エージェントサービスの登録した後にも雛形をもらうことができますので、色々と調べてみることをお勧めします。わざわざオリジナルフォーマットを作成せずに、すでに多くの人が転職成功という実績を積んでいるフォーマットを活用しましょう。

転職エージェントサービスでもらえる職務経歴書例

ここでは、「リクナビネクスト」で配布していた「職務経歴書」のフォーマットを参考として掲載します。各社様々な例が準備されていますが、このように「雛形(フォーマット)」は無料でもらえ、添削も受けられますので、転職エージェントは積極的に活用するようにしましょう。

「営業職」向けの職務経歴書例

営業職職務経歴書例

「製造業技術職」向けの職務経歴書例

製造業技術職職職務経歴書例
注意)掲載にあたって、一部項目をカットしております。

転職活動の自己PRには「キャリアの一貫性」が必須

career development chart hand drawing on blackboard

career development chart hand drawing on blackboard

中途採用において評価される一つの大きなポイントが、キャリアの一貫性です。私も転職エージェントとしてお手伝いをする中で、企業から「一貫性が無い」という理由でよく書類選考見送りを通達されたものです。

そもそも、「キャリアの一貫性」とは何でしょうか?

  • 転職経験が無く、ずっと同じ会社に所属している
  • 転職経験があっても一貫して同じ職種に就いている

これらは紛れもなく「キャリアに一貫性がある」方々です。

では、「転職経験があって違う職種を経験している人」は一貫性が無いのかというと、必ずしもそうではありません。キャリアの一貫性とは「今までとこれからのキャリアに一本筋が通っている」ことを指します。

例えば、「最終的に○○の仕事がしたいから、1社目で○の経験を積み、転職した2社目で○の経験を積んだ」とか、「目標である○○の仕事に就くには、○のスキルが足らないから転職してでもこの会社に入りたい」とか。

違う職種を経験していても、そこに筋が通っていれば、言い換えると“ロジックが成立”していれば「キャリアに対して一貫性がある」として評価されます。

転職回数が多い人などが中途採用の取り組みをする場合も、単純な転職回数ではなく、この「一貫性」がきちんと整っていれば、必ずしも不利なことにはなりませんので、自分を振り返ることと同時に、転職先でどうキャリアを積みたいかということはしっかりと考察しましょう。

なぜ、「キャリアの一貫性」が求められるのか?

長く同じ領域に携わっていれば、それだけ専門スキルが身に付きますので、ひとつは「年齢相応のスキル・業界知識」が理由といえます。しかし、それだけではなく、企業は「仕事への本気度」を計りたい思惑が少なからずあります。

中途採用をしてまで人材を確保したい企業の、最大の懸念事項の一つは「定着性」です。

せっかく採用してもすぐに辞められては中途採用した意味が無いですし、「一度転職を考えた人であるからには、当社に入社しても合わなかったらまたすぐ転職してしまうのでは…」と考える人事担当は実に多いです。

一貫性のある経歴は、その会社を志望する裏付け要素の一つになりえます。「ああ、だからこの仕事を希望するんだな」という納得感が得られる為、定着性への不安も払拭され評価が高くなるというわけです。

ご自身の転職軸や、将来どんな社会人になっていたいか、10年後どうなりたいかなどを踏まえ、ご自身なりの一貫性を組み立ててみると、応募書類の書き方、面接でのパフォーマンスに深みを出すことができます。

こういったポイントを自分一人で抽出するのが難しく、自分が思ってもいない自己PRをしないために、我々のような転職エージェントがいるわけです。

人柄は書類に表れる

書類に人柄
転職希望者の書類選考において意外と合否判断の材料になっているのが「書類から感じ取れる人柄」です。日々膨大な量の応募書類を見ている企業人事や、私のような人材サービス業の人間は、書類を見るとその書類を作成した転職希望者の性格や、やる気の有無がおおよそ分かります。

手書きで作成したレジュメならば尚更です。そんな中、残念なことに案外多いんです。”適当に書類を作成される方”が。お気持ちは分かります。転職活動ともなると、求職者は1社のみに応募しているわけではなく、沢山の応募手続きをさばく必要があります。いちいち魂を込めた書類なんて作ってられませんよね?

でも、それでも魂を込めてください。使い回しでもいいんです。でも使い回しだとバレないよう、上手い書類を作って使い回してください。これまで、どんなに良い経験を持っていても「履歴書が雑」「職歴書から意欲を感じない」と選考から落選した方を沢山見てきました。

そんなの、もったいないじゃないですか。企業側だって求職者が複数社並行して応募していることくらい理解しています。それでも、明らかに「転職志望意欲の低い書類」を通過させますか?

「この人、次のステップに進めたいんです」と、担当している人事の人は胸を張って上司に報告できるでしょうか?ひとつだけでもしっかりとベースとなる書類を作っておけば、あとは応募業界・職種によって少し手を加えるだけで済みます。

ここでも重要なのは「書類を見た採用担当者がどのような気持ちになるか?」ということを考えることです。

どうか最初から手を抜くようなことは辞めて、上手に活動を進めてほしいと思います。何度も説明していますが、今は雛形となるフォーマットがあるので、遠慮せずに活用すべきです。

多くの転職志望者が勘違いしている「自己PR方法」

職歴書の自己PR欄は、基本的に「職歴書本文内に書けない実績」を記載するべきと私は考えます。

「職務経歴書の書き方」で説明した通り、職歴書は「客観的に・端的に・分かりやすく」が鉄則です。ですが逆に言い換えると、「客観的・端的ではない実績」はなかなか書きづらいものなのです。

例えば、数字で言い表せない実績。上司・顧客に褒められた等、本文に記載してしまうとちょっと稚拙な印象を与えるエピソードなどは、自己PR欄に書くことをお勧めしています。

具体的に例を挙げると、例えばこんな内容です。

本文に書ける【自己PR】
「社内改善プロジェクトを推進、○○の所要日数を5日から3日に短縮」
「○○商事からの受注金額を引継ぎ前○万円→担当後○万円まで伸ばす」
本文に書けない、自己PR欄に向いている
「社内改善プロジェクトを推進、本部長に『昔から恒例のプロジェクトだが、君が取り仕切る今回は近年で最高の実績だ』とお褒めの言葉を頂く。」
「○○商事執行役員より『君の○○の営業スタイルが素晴らしい』というコメントを頂き、その後要望を他社よりも先に当社に連絡頂けるようになった」
違いがお分かりいただけるでしょうか?

転職活動時の職歴書の本文には、その方の職務能力を計るための内容を記載します。対して「自己PR欄」はそれに加えて、補足でアピールが出来る事柄を、出来ればエピソード付きで記載頂くと良いかと思います。エピソードがあれば読み手が実際の状況を想像しやすいので、意図がより伝わりやすくなります。

ありがちですが良くない自己PRは、下記のようなもの。

■コミュニケーション能力
私は常に報連相を徹底し、分からないことは分かるまで質問し理解に努めています。
また依頼された業務については即対応、できるだけ迅速な行動を心掛けています。
社内外問わず相手の話に耳を傾け、相手の意図をしっかりくみ取ってから行動に移します。

上記のような自己PRは何故か本当によくあります。よくありすぎてこんな感じの自己PRが書いてあれば、人事はおそらく読んですらいないと思います。

何が良くないか?

それは、“抽象的すぎて何も伝わってこない”ことです。もし普通の会話で「俺、フットワーク軽いぜ」と言われても、どこまで軽いのか?どこまでなら対応してくれるのか?判断できないのが明確です。それを例えば、「俺、フットワーク軽いぜ。こないだ北海道の友達に誘われてさ、30分で用意して飛行機飛び乗ったんだ」みたいな感じに言われると、すんなり「えーすごいね!」と言えると思います。

自己PRも同様です。「報連相を徹底している」ということをPRしたいのであれば、「何をどのように徹底して、どこまで行動しているか?」を読み手に伝えなければなりません。

また、できれば転職の応募先と関連するトピックスを選択した方が良いです。例えば営業職の方が違う職種に転職の応募をしているのに、「こういう営業スタイルでこういう実績を出しました」のような自己PRをしても、応募先には響きません。

応募先企業には違う業態・業種で挙げた実績など関係ないからです。転職の応募先で活かせそうなトピックスを想像し、それに沿った経験を記載ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

転職活動は新卒の就職活動とはまた異なった常識が存在するので、初めての方は戸惑うこともあるかもしれません。新卒の場合は過去の経験よりは今後の伸び、つまり「潜在能力」の部分が評価の対象となります。ですので自己PRポイントも「コミュ力」や「探求力」といったものをPRすることが多くなります。

しかし、転職活動の場合は「過去の経験」と「今後のキャリア展望」は切り離すことはできず、いかに「過去からのキャリア形成」に一貫性があるかが重要となります。したがって自己PRポイントも「過去→現在→未来」と1本つながる展望を示す必要が出てきます。

また、求人票との「マッチング」も重要とされるので、自分のキャリアの棚卸を行い、マッチングが取れていることをしっかりと自己PRする必要があるわけです。

我々転職エージェントは、転職で悩む求職者が少しでも採用という成功に近づけるようにお手伝いをしています。今回の記事が少しでも皆様の参考になれば幸甚です。

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