履歴書作成のポイント

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30代の転職活動の『履歴書』作成で押さえるべきポイント

30代での転職活動であっても「履歴書」はほぼ提出が求められます。『職務経歴書』が重要と伝えてはきましたが、この履歴書も侮ってはいけません

会社によっては、指定された独自のフォーマットに記入する場合もありますが(エントリーシートなど)、基本的には自分で準備しなければなりません。

ここでは、30代の転職の際に、履歴書作成で注意すべき5つのポイントを紹介していきます。

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【1】30代の転職は履歴書の用紙選択が重要!

履歴書といえば定番の記載項目は「学歴」「趣味」「特技」などですが、30代の転職の場合は、履歴書のフォーマットの中身や項目も確認せずに使うのはやめましょう。

バイトや新入社員向けではなく、転職者用の履歴書を準備する必要があります。

30代の転職では「職歴」を漏れなく記載できる履歴書を選ぶ

履歴書の職歴は漏れなく記載する必要があります。複数回の転職を行なっている場合でも、例え数ヶ月で退職した会社であっても記載しなければいけません。

本人としては、隠したかったり書くスペースが無かったというちょっとした理由かもしれません。ただ、採用する側は職歴を詐称されたと判断します。

「経歴詐称」と判断されれば内定取り消しもありえます。30代で転職を複数回経験している人は、「職歴」の欄が多い履歴書を選びましょう。

【参考】労務 12-14/転職者用履歴書


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【余裕があれば】職歴に詳細を追記する

30代での転職活動も、応募に際しては『履歴書』に加えて『職務経歴書』を提出します。履歴書の中の職務経歴欄は「勤めていた会社名のみを書く」など簡単に書く場合がほとんです。

ただ、書類を読む人事担当のことを考えるならば、履歴書にも簡単な業務内容を記載した方がベターです。

枠内に収めなければいけないので、空欄が多い場合などに記載するようにしましょう。

普通の記入例

20△△年:ABC株式会社入社
20××年:ABC株式会社退社

推奨する記入例

20△△年 ABC株式会社入社 
     ○製品の開発業務を担当し、生産技術職を兼任した。最終的には、△のPM業に携わった。
20××年 ABC株式会社退社 一身上の都合により退社

学歴はどこまで書けばいいのか?

学歴は基本的に最終学歴がわかれば問題はありません。参考として紹介した履歴書『労務 12-14/転職者用履歴書』も「最終学歴」のみが記載されるようになっています。

面接の時には高校名が話題になることもあるので、知名度のある高校に通っている場合には記載した方がいいでしょう。

自分が空欄なく書くことができる履歴書を選ぶ

30代での転職活動なので文字を丁寧に書くことは最低限重要で、あまりにも雑な印象を与える書き方はマイナスポイントです。

また、履歴書の記入欄に空白や空欄が多いこともマイナスポイントになる恐れがあるので、自分が埋められる範囲の履歴書を選びましょう。

例えば、「趣味」や「自由記述欄」が大きいと文章がダラダラと長くなりがちです。「資格」をそれほど取得していないのに、7個も8個も記入する欄があると空白が目立ちます。

どうしても自分に合う履歴書フォーマットが無い場合は、エクセルなどの表作成ソフトで作成する方法もあります。今では、ネット上で履歴書のフォーマットをダウンロードできるので参考にしましょう。




【2】証明写真は軽い笑顔で!プロに撮影してもらう

書類からは人の顔は見えませんが、唯一相手に見せることができるのが「証明写真」です。

履歴書には、3ヶ月以内に撮影した自分の写真を載せることになりますが、その写真が第一印象になることを忘れないようにしましょう。

中途採用の面接試験でも、「メラビアンの法則」の通り、第一印象は非常に重要であり、気を抜いてはいけないポイントのひとつです。

メラビアンの法則

写真は「軽い笑顔」程度がよく、写っている顔が「暗い顔」「疲れ切った顔」では人事の印象も悪いのは当然です。

自分自身が人を雇う時に、会社に暗い雰囲気で登場しそうな人を好んで採用するでしょうか? そう考えてみると答えは明白です。

ケチらずにプロに証明写真を撮影してもらう

撮影自体も、自動撮影機よりは個人などのスタジオで撮影してもらったほうがベターです。証明写真機で撮ったものは、画質も向上しているとはいえスタジオ撮影には劣ります。やる気が感じられない印象を与えかねません。

写真は書類を見る時に一番最初に見られるポイントです。30代での転職活動は真剣さが伝わることも重要なので、写真スタジオなどでプロに撮影してもらいましょう。




【3】志望動機は「どこでもいい」ような印象を与えないように

30代での転職であっても、志望動機は注目されるポイントであり、記入する際には注意が必要です。ここで「どこにでも使えそうな理由」を記載するのは望ましくありません。

「志望動機」に関しては『【事例つき】志望動機のポイント』で詳細を説明していますが、「その会社だからこその理由」を含めていく必要があります。

  • 企業の理念やサービス
  • 事業形態

などの周辺調査は必要です。自分が受ける予定の部署については、必ず情報収集を行って志望動機に絡めましょう。

転職サポートを受けている場合には、履歴書作成の前に、転職エージェントやハローワークの職員に具体的な業務内容を確認しておきましょう。30代の転職は情報収集も重要なのです。




【4】自由記述蘭には、自分の「売り」になる経験を記載する

30代の転職はキャリア採用がほとんどなので、応募書類では文字で「自分を売る」必要があります。

単純に「○○業務の経験あり」といった記載をするのではなく、例えば「開発職」ならば以下のように記載しましょう。

  • どういった製品を開発したか?
  • どのような進め方で開発を行ったか?
  • それによってどのような成果を得られたか?

「職務経歴書」にも記載することなので、全てを書く必要はありませんが特に大きな成果ならば遠慮せずに記載しましょう。




【5】「趣味」「特技」欄はあなたの人柄が出る

意外と採用担当(書類選考、面接担当含む)の目に止まるのが、「趣味」「特技」欄です。

「趣味」「特技」欄では、あなたが今までどのように過ごしてきたかはもちろん、人柄を表現することができます。たまたま面接官と趣味が一緒で話が盛り上がるなんてこともあります。

履歴書の「趣味・特技」欄は、あなたという人間を知ってもらうための重要な表現の場です。空欄にはせずに、普段自分が興味を持って行っていることを書きましょう。

30代の転職はキャリアが大事としても、「趣味・特技」の項目に「特になし」という記載は好ましくありません。難しく考える必要はないので、以下のようにちょっとした補足も入れて記載しましょう。

  • 読書(○系の本を読みます。おすすめは『〇〇』です)
  • 音楽(邦楽をよく聞きます)
  • 旅行(国内で沖縄には毎年行っています)

まとめ:履歴書作成のポイント

30代の転職活動では、忙しい中で手書きの「履歴書」を求められることが多く、どうしても作業的に書いてしまいがち。ただ、『職務経歴書』とは違った側面を表現できる項目もあります。

基本ではありますが、下記のことは最低限意識してください。30代の転職で油断は禁物ですので!

  • 丁寧に書く(綺麗である必要はない)
  • 空欄はつくらない(記入欄を埋められる履歴書を選ぶ)

直筆であるがゆえに、わたしも直接的に転職エージェントに履歴書を見せて添削してもらったことはありません。

ただ、ここに記載しているようなポイントはかなり意識して記載し、実際に面接の際にも「趣味・特技」「資格」のところで話が盛り上がりました。採用には直接関係ないかもしれませんが、こういった話で盛り上がると緊張がほぐれます。

履歴書はあなたの棚卸しの役目もあります。手抜きはせずに取り組みましょう。