30代の管理職の転職のポイント
わたしの転職体験の情報だけでは、下記に当てはまる30代の方の転職は苦戦する可能性があります。
- 30代で「管理職」の立場にある人
- 管理職クラスへの転職を目標としている人
わたしの転職経験が一般職であったことも理由の一つですが、管理職ならではの「ある理由」があるからです。
ここでは、わたしがお付き合いのある転職エージェントの話しを踏まえて、管理職の転職について説明します。
1.管理職層の転職理由にはどういったものがある?
2.中途採用試験の内容は一般職と違うのか?
3.管理職の転職における最大の問題点
4.管理職クラスの転職を成功させるための方法
4.1.転職を成功させるためには?
4.2.管理職層が利用すべき転職支援サービス
30代の管理職層の転職理由はどういったものがある?
管理職層の方々は、その会社への愛着があって転職に踏み切れないケースもありますが、それでも転職を選んだ人たちの理由には以下のようなものがあります。
- 若いうちからバリバリやって管理職まで上り詰めたが、これ以上のポジションに上がる見込みがない
- 上が変わったせいで経営方針が変わり、自分が活躍できなくなった
- 会社の経営不振等による減給や過重労働
- この会社の仕事はもうやり切ったから、もっと大きな規模のビジネスがしたい
- この会社じゃ給料が低いから競合の大手に移りたい
ポジティブな理由もあれば、やはり会社状況などが原因のネガティブなものもあります。
管理職ではなくプレーヤーに戻りたい人もいる
管理職層だからといって、みんなが同じように管理職に転職するとは限りません。ケースとしては少ないですが「管理職→一般職」という転職事例もあります。
管理職経験がそんなに長くない30〜40代くらいならば喜んで採用されます。前の会社で管理職になれるほど評価された人なので、スキルなどが高く評価されるからです。
30代管理職の転職の試験内容は一般職と違うのか?
管理職とはいっても中途採用試験で特別な試験があるわけではありません。ただ、面接官として一般職の時よりも高い役職の方が出てくるケースはあります。
30代の管理職層の転職の意外な不採用理由
管理職の方が中途採用NGになる理由にマネジメントスタイルの相違があります。採用側は「○○が課題なので、それを補える管理職が欲しい」と思っているのに、求職者が面接でアンマッチなことを言ってしまうというようなケースです。
マネジメントは面接で語ることが難しく、通常の業務スキルよりもパーソナルな部分が露出します。求職者は「マネジメントスタイル」について聞かれたとき、どうしても自分の信念を語ってしまいがちです。
しかしそれだけでは駄目です。「採用側が何を求めているか?」を求人票や面接での会話から把握し、それに対して自分がどう役に立てるかを伝える必要があります。
管理職の転職は「求人数」の少なさが大きな壁
管理職層、および管理職を目指す方々にはいきなり申し訳ないことを伝えますが、実は最大の問題が転職活動の入り口にあります。それは、求人数が一般職より少ないということ。これは致命的です。
とくに管理職の職位が高いほどその問題は顕著です。わたしが利用したような転職エージェントに登録しても「サポートできない」と言われる可能性が高くなります。その理由は紹介できる求人がないからなのです。
管理職クラスが転職をするにはどうすればいいのか?
管理職の転職の場合には、一般職の転職の問題に加えて以下の2つの問題をクリアする必要があります。
- 「管理職」の求人数が少ない
- マネジメントスタイルの相違など独特の不採用理由のクリア
これらの問題解決には、やはり転職支援サービスを利用することが必要となります。
管理職層の転職には専用の転職エージェントを利用すべき
管理職の転職の場合は一般職以上に転職活動に割ける時間は限られるので、転職エージェントの活用は必須です。
それに加えて独自の問題への対応を迫られますので、管理職向けの転職支援サービスを利用することをお勧めします。
求人数の問題をクリアする
わたしが利用した「一般職向け」の転職支援サービスでは取り扱っていない求人も、「管理職専門」の転職支援サービスでは扱っています。
そのほとんどが「非公開」の求人なので自分で探すことは不可能なのです。
独特の不採用理由への対処
マネジメントスタイルの相違といった問題は、志望先企業の求めている人材像が不明瞭なために発生してしまいます。
何も志望先企業に合わせる必要はありません。あなたの考え方とマッチしているところがあるのに、その伝え方を間違って相違点ばかりが浮き彫りになるのが問題です。
管理職である以上、転職活動でほいほいと休みを取るわけにはいきません。無駄打ちを減らすためにも、求人調査や採用試験の前の段階で本当に自分の考え方とその企業がマッチしているか?を明確にする必要があるのです。
30代の管理職層が利用すべき転職支援サービス
ここでは、管理職の転職の際に利用すべき転職サービスを3つ紹介します。一般職向けと違い以下のような特徴がありますので利用をお勧めしています。
- 管理職層専用の求人を有する
- サポート側が熟練している
管理職専用求人も有する「ビズリーチ」
ビズリーチは管理職層向けの求人も取り扱っています。スカウトメールで届く企業も質・量ともに高レベルで、当然大手案件もあります。求人情報をメールで受け取りながら、気になる求人があればスカウト先のエージェントに支援を受けられます。
公式サイト:https://www.bizreach.jp/
キャリアカーバー
リクルートのハイクラスを対象とした転職エージェントサービス。管理職層や年収600万円以上の求職者のサポート実績が豊富です。関東や関西以外の求人も併せて検討する人向け。
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